幼児に対する水泳の教え方とは?
水泳は、陸上と違い重力がかかりにくいためリハビリ運動に使われたりもします。また、現在はベビースイミングも盛んで、幼児期に水泳を始める方も多くいらっしゃいます。
人間の神経系統は生まれてから5歳頃までに約80%が発達すると言われています。
この時期に陸上だけではなく水中での運動もしておくと、多種多様な動きを経験することが出来るため、多くの神経経路を作ることが出来ます。
水の中での動き方、綺麗なフォームを幼児期に身に着けておくと、大人になっても忘れることがないため、水泳は早い時期から始めると良いでしょう。
しかし、幼児期の子供というのは大人とは体の作りもち外ますし、水に対する感覚も違うため教え方に戸惑うこともあるでしょう。今回は、幼児期の子供に対する水泳の教え方について紹介致します。
1.とにかく水に慣れてもらう
人間が生まれる前は、羊水に包まれていますので生まれて数か月の赤ちゃんは、おなかの中のことを覚えているのか水を怖がらないことが多いです。
しかし、言葉をしゃべるようになってから水泳を始めた子供というのは、お風呂よりもたくさんの水がある場所を怖がる傾向があります。
そんな幼児期の子供に対しては、まずは水に顔をつけられるようにしてみましょう。なぜ怖いのか。
様々理由はありますが、陸上でははっきり見えるのに、水の中ではぼやけてしまうことが怖いと感じる子も多くいます。
子供用の大きさの合っている水中ゴーグルを用意しましょう。プールが怖いというのであれば、お風呂でゴーグルをつけて顔をつける練習を始めましょう。
2.リラックス状態で浮く感覚を教えてあげよう
大人と違い、子供の体は水に浮きやすく出来ています。しかし、恐いからと言ってばしゃばしゃ暴れてしまうと、沈んでしまいます。
首元と、腰を支えてあげ上向きでリラックスした状態で浮く感覚を教えると良いでしょう。その状態で、水面をゆっくりと進むようにしてあげると恐怖心も少なくなっていきます。
急ぐと、顔に水がかかって怖がる子もいますので、決して急いでしまわないように気を付けましょう。
3.恐怖心がなくなったら
水に対する恐怖心が和らいだら、子供は自分からプールに入っていきます。その様な状態になったら、大人に対する教え方と同じです。
バタ足を教え、フォームを教え、水の中で運動する感覚を教えてあげましょう。大人よりも、断然吸収スピードが違います。
ビート板などの補助道具は初期のうちは良いですが、慣れてきたら外してしまい、自分の感覚を覚えてもらう方が良いでしょう。
4.とにかく褒める
子供は、褒められるともっとそのことに興味をもち、もっと学ぼうとします。何か出来たら、すぐに褒めてあげましょう。
たとえ、その日の目標が出来なかったとしても、一緒に練習をしていれば何かしら良いところは見えるはずです。そのことをしっかりと褒めてあげましょう。