水泳の指導で気を付けること

水泳を教わりに来る方は、健康の為、フォームを綺麗にしたい、早く泳げるようになりたいと様々な理由があることでしょう。

水泳指導をする上で、気を付けなくてはならない点がいくつかありますのでしっかりと考えてみましょう。


1.自分が泳げるようになること

水泳だけではないことですが、せっかく教えてもらうならば上手な人に教わりたいですよね。また、水の中での運動が初めてという方はとにかく恐怖心が大きい方が少なくはありません。

そんな時にいつでも助けてくれる先生というのはとても心強い存在になります。当たり前ですがまずは、水泳指導をする立場の自分が泳げるようになることが重要となります。


2.シンプルな指導を心掛けよう

水泳指導をする際に、難しい言葉ややこしい指導はなるべくなくしましょう。

どのようにしたら泳げるのかという理論はありますが、泳げない方にとって理論で話しても伝わらないことが多くあります。

指導をする際には、ひとつひとつシンプルにポイントを抑えて伝えてみましょう。


3.無理に泳がせようとしない

水に対する恐怖心が強い子供や、今まで泳いだことがないという大人の方をとにかく泳がそうとするのは水を怖がらせてしまう原因になります。

また、水泳の上達には個人差がどうしても出てくるでしょう。どのくらい水が怖くなくなっているか、どのくらい泳げるようになっているか。

しっかりと個別に記録を残して、次の目標を設定するようにしましょう。

一緒に水泳を始めた仲間のうちの一人が泳げるようになったからといって、他の方が同じ日に泳げるようになるなんてことはほぼないと考えましょう。

泳げないならば何か原因があります。なぜ、その方が泳げないのかをしっかりと考えることによって一歩ずつゆっくりでも目標に向かって進んでいくと良いでしょう。


4.長い距離を泳がせようとしない

水を怖がらなくなった、体を浮かすことが出来るようになった。そんな方でも、いざ泳いでみようとするとすぐに足を付いて立ってしまう場合もあります。

これは、呼吸方法がわからなかったり思っていたように前に進まないということが考えられます。そんな時にプールの端から端まで泳ごうとしても難しいでしょう。

泳げるところまでで良いということをしっかりとアドバイスしてあげましょう。いきなりは長距離を泳ぐのは難しいのは当たり前です。

日本では、競泳用のプールでは25mや50mプールが基本ですが泳げない方にとってはとてつもない距離に感じます。

目標を25mとしている方はまずは苦しくない距離まで泳いで一度休憩して、体力を回復させてからもう一度といった指導をするのも効果的です。


5.少し大げさに褒めてみる

今日もだめだった、先に進めなかった。そういうマイナスなイメージが先行してしまうと、もう一度チャレンジしてみようという気持ちもなくなってしまうことがあります。

結果的には進むことが出来なくても、フォームが綺麗だった、呼吸をしっかりすることが出来ていた、けのびがしっかり出来ていたなど、何でも良いので出来ていたところを大げさに褒めてみましょう。

誰しも、褒められると次も頑張ろうという気持ちになることでしょう。水泳に対するプラス思考は、距離を泳ぐことにもタイムを伸ばすことにも重要なこととなります。

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