子供の水泳はいつからいつまで習わせればいい？

子供さんに水泳を習得してほしい親御さんは多いかと思われます。いつからいつまでならわせればいいかはその家庭の状況や子供さんのやる気にかかってくると思いますが、指導者のひとりとしての考え方をお話します。

1.いつから

子供さんにいつから水泳をならわせればよいか。通常生後6ヶ月からレッスンを受けることはできますが、指導者としてはお勧めしません。

なぜなら、赤ちゃんにもよりますが6ヶ月から10ヶ月くらいまではレッスンというレッスンはできないからです。他の赤ちゃんや親御さんと水泳を通してかかわりたいという理由でレッスンを受けるということでしたら別です。

水泳をはじめて子供さんに習わせるのは10ヶ月以降をお勧めします。10ヶ月くらいになりますと周りの状況に興味を示す時期ですし、他の人たちがやっていることを真似したりします。

赤ちゃんにとって他の人とくに同じ年齢の赤ちゃんやちょっと大きい子供さんの真似をして水泳をするのはとても重要です。

赤ちゃんの頃はベビークラスですので、親御さんと一緒にプールにはいることになります。子供さんがひとりでレッスンを受けられるようになるのはプールの施設にもよりますが、2歳半から3歳くらいからです。

この時にプールに入ったこともない子供さんが、はじめて親御さんなしで一人で水泳のレッスンを受ける際、知らない環境に泣き出すこともあるかと思います。

そうならないためにはレッスンを受ける前に子供さんと親御さんとプールに行って遊ぶことをお勧めします。

もし子供さんがレッスンを受ける際に泣き出してしまった場合はハラハラすると思いますが、ここはインストラクターにまかせます。たいていのインストラクターはこういった場合の対処の仕方を知っています。

2.いつまで

いつまで水泳を習わせればいいかは親御さんの希望や子供さんのやる気にかかってきます。

水泳の選手にしたいので、オリンピックに出るまでと考えている親御さんもいますし、4種目だいたいできるようになるまで、またはクロールを50m泳げるようになるまでなど、理由はさまざまです。

習い事は授業料が関係してきますので、家庭の事情から水泳を辞めたりしなければならない場合もでてくるかと思われます。

親御さんがいくら子供さんに上達のために水泳を続けてほしいと思っていましても子供さんにやる気がないと続けるのは難しいかもしれません。

水泳の練習がイヤになれば高い授業料を払っていてもイヤイヤやっているので上達するのは至難の業です。

水泳を子供さんに楽しく長く続けてもらうには水泳レッスン以外に親御さんや友達の子供さんとプールで遊んだりすることがとても大切です。

そういう場でレッスンで覚えた水泳を親御さんや友達に見せることで自信がつき、もっとレッスンがしたくなるのが子供心です。