競泳の練習メニューって水泳と違うの?
一般のスイマーは、ゆっくりと長く、疲れないように泳ぎたい方が多いでしょう。ダイエットや健康のために水泳をしているという方も多く見られます。
しかし、水泳の中でも競泳になると話は別です。競泳というのは、その名の通りタイムを競う水泳ですので、誰よりも早く泳ぐことを目指します。
今まで行ってきた水泳の練習メニューとは、全く違うものとなります。これから競泳選手を目指す方はどの様な練習メニューをすればいいのか気になりませんか?
今回は競泳選手の練習メニューについて紹介致します。
1.陸上トレーニングも必要
ゆっくりと泳ぐ水泳では、ある程度の筋肉があれば問題なく泳ぐことが出来たかと思います。しかし、競泳となると上記でも触れましたがとにかくタイムを縮めなくてはいけません。
地域大会、県大会、地方大会、全国大会と様々な大会がありますが、上に行くためには、標準タイムを突破しなくては参加することすら出来ない大会もあります。
その大会に出るために、毎日のトレーニングは欠かせません。これは水泳だからと言って、水中のトレーニングだけではなく、陸上でのトレーニングも必須となります。
水泳で必要な筋力トレーニングは、通常の腹筋や背筋、そしてダンベルやマシーンを使ったトレーニングなど様々あります。
走って、心肺能力を上げるのも良いでしょう。多種多様なトレーニングが、水泳のタイムを縮めるために必要となります。
2.毎日泳ぐこと
選手を目指す方は、週1回のトレーニングではまったく足りません。はっきり言って、毎日泳ぐことが重要になります。
人間は陸上で生活しているため、一度水中から離れてしまうとせっかくタイムが早くなる泳ぎが出来てもすぐに出来なくなってしまいます。
1日休むと3日分の練習が、1週間休むと3か月分のトレーニングが無駄になると思うぐらいでないといけません。
陸上選手でもそうですが、選手になるということはそれだけ大変なことをやり遂げる強い意志が必要になります。
3.練習時間
マスターズクラスの方を除き、幼児や学生の方がこれから競泳選手を目指す場合、毎日1〜2時間程度の水中練習と1時間程度の陸上練習をすることになります。
実は、たくさん泳げばそれだけ早くなるというわけではありません。早く泳ぐときには早く、疲れをとるときにはゆっくりと休養を。この繰り返しでタイムを縮めていきます。
4.練習内容
毎日同じことを繰り返すと、飽きてしまいますよね?水泳の練習でも同じことが言えます。
キックを重点的に泳ぐ日、プルを重点的に泳ぐ日、タイムアタックをする日など色々なことを織り交ぜて練習メニューを組み立てます。
この練習メニューによって、その日はどのくらい泳ぐのか時間も距離も変わっていきます。練習メニューは、毎日同じではなく様々なことをするのが良いでしょう。