クロールの悪い例~その反面教師から学んでみよう

新しい事を始めるときにはよくお手本を参考にしますが、必ずしも完璧に出来ている物がお手本とは限りません。

今回はクロールの悪い例を参考としながらクロールという泳ぎを検証してみましょう。


1.覚えやすい方法

兄弟姉妹がいる人は、自分は必ずその中の何番目かの人間に当たります。

2人兄弟の場合、上の子と下の子という事になります。

そして私は下の子です。

下の子が上の子を見て、最初に覚える事は「これだけはやめておこう」という所謂悪い事。

悪いことをしなければ、親のお叱りから免れる事ができるので、当面の安泰を確保するできます。

第二子以降の人間はチヤホヤされにくいので、家庭内での生きる術を覚えやすいところから早急に習得していく必要があります。

その点でも他人の失敗から学ぶということは非常に覚えやすい手段と言えます。

その観点から、クロールの悪い例を見てみるることにしましょう。


2.クロールの悪い例

一口に悪い例と言っても、クロールという泳ぎは水泳の上達に欠かせない基本の泳法であり、非常に奥が深い泳ぎでもあります。

しかしながら、その人の泳力に伴い、初めはやめておいた方がいい事でも技術が上達するにつれ、逆にやった方がいい事に変わっていくものもたくさんあります。

ですので今回は泳力は初心者、具体的には「クロールが20Mくらいまでは泳げるけど25Mはまだしんどい人」という設定で、上から順に「これだけは止めておいた方がいい」というポイントをご紹介致します。


1.上半身の「これだけはやめておいた方がいい」姿勢編

①顎を上げる

とにかく顎は気が付けば引くようにしましょう。

顎を上げるだけで腰や下半身はすぐ沈みます。

②水中で前を見る

目の動きに連動して色んなものがついていくように動きます。




水中で前を見ると顎もつられて動き、顎が上がってしまします。

目は少なくとも真下を見ましょう。

③ストリームラインを作る時、上腕を耳の前にもってくる

上腕が耳の前にくると頭頂部が水面上に出易くなります。

頭頂部が水面上に出ると腰や下半身が沈み易くなります。

④ストリームラインを作る時、肘を曲げる

肩が痛いなどの身体的な苦痛や異常がある場合を除いて、肘は曲げません。

進行方向は頭頂部と指先の向きで決まります。

肘が曲がると指先が前を向かなくなります。

上腕を後頭部で揃えるようなイメージで肘は真っ直ぐ伸ばしましょう。
⑤ストリームラインを作る時、手を開く

手を開く事で体の横幅は増えます。

限りなく抵抗の少ない姿勢を取らなくてはならないので、手は重ねておきましょう。

⑥お辞儀をする

頭は水中にしっかりと入れないといけないという意識から、頭だけでなくお辞儀をして上半身を突っ込もうとされるケースもあります。

水中に入れるのは頭部、正確には頭頂部なので、腰から上半身を折るようなお辞儀はしないようにしましょう。

⑦胸を張り過ぎる

背筋をしっかり伸ばさんとするあまり、胸を張り過ぎて逆に背中が反ってしまう人がいます。

猫背はもちろんダメですが、反り過ぎてもいけません。

慣れるまでは普通の真っ直ぐなイメージで行いましょう。


2.下半身の「これだけはやめておいた方がいい」姿勢編

①足を開く

手と同様、開くと横幅が増えます。

横幅が増えるということは水の抵抗を受けやすくなるということ。

足はできるだけピッタリ揃えましょう。

②力を抜きすぎる

力を抜きすぎると膝が曲がり、それだけで足は開き易くなります。

特にがに股の人は普通にしててもすぐ開きます。

ある程度力を入れて、特に膝を真っ直ぐ伸ばすようにしましょう。

③爪先が外向き

指先が進行方向を指すなら、爪先は生まれた力が最終的に出ていく方向となります。

その爪先が左右バラバラに向いていると、力もどっちに逃げていいか分からなくなります。

爪先が外を向いているということは足首は立っているはず。

爪先を後ろに向けるために足首をしっかり伸ばしましょう。

その時爪先は真っ直ぐ伸ばすか、少し内を向くようにしましょう。

特にがに股の人は内股を心掛けましょう。


3.上半身の「これだけはやめておいた方がいい」泳ぎ編

①息継ぎの時、頭を持ち上げてしまう

まだ呼吸に慣れていないので、つい空気があるところまで口を出したくなりますが、その時頭を持ち上げてしまうと首を痛める原因になりかねません。

息継ぎの時は、横向きになった時、前に伸ばした腕から耳が離れないのを目安にしてみましょう。

②呼吸時に前や斜め前を見る

これも呼吸に関する事ですが、呼吸したいがあまりつい斜め前や前を見るように顔を向けてしまいます。

これも首を痛めてします原因になりかねせんので、注意して下さい。

うまく出来ている目安として、息継ぎ時に真横より後ろの景色が見えてるかどうかです。

③かき方にやリカバリーの形にこだわり過ぎる

手は水を前の方から後ろの方まできちんとかけて初めて腕の機能が果たせます。

形にこだわり過ぎるとその本文から外れ本末転倒となります。

細かい形こだわらず、まず腕をしっかりと伸ばして大きく動かし、ゆっくり確実に水をかきましょう。

④手首が外側に折れる

水泳の上達を焦るあまり力が入り過ぎて手首が外側に折れてしまう人がいます。

手で水をかく時、一番初めに掌の部分で水を掴まないといけませんが、これでは水が掴めません。

かいてもかいてもなかなかスピードが上がらない要因の一つとなります。

手首は真っ直ぐか少し内側に傾くようにしましょう。

⑤水をかく時、肘を引いてしまう

形にこだわり過ぎるとこの傾向が強く出易いです。

クロールの一般的に主流となっているかき方の形として「S字プル」と呼ばれる、アルファベットのSの字を書くような軌道を通るかき方があります。

力の弱い女性や子供でも効率的にかけるので、普通に練習していれば自然と身につくかき方です。

しかしその形だけを真似しようとすると、なぜその形になったかという理由を体が感覚的に理解できていないので、当然のように水の重さの方が勝ちます。

すると体は肘を痛めないよう、持っている水を捨てて負荷を無くし、肘を守ろうとします。

その水を捨てようとする形が肘を引くという形という事になります。

初心者の場合、上達したいという意欲が強いのと、水の重さに慣れていないのでつい力一杯かいてしまいます。

そのせいで水は尚更重くなってしまいます。

力一杯かく練習をするのは悪い事ではありません。

ただ成人の場合はその都度、体調を見ながら無理のない範囲で。

加えて肘は、この段階においては曲げず、まっすぐ伸ばしてゆっくりかくようにしましょう。

⑥リカバリー動作の時、手の平を上に向ける

肩が痛いなどの身体的な苦痛や異常がある場合を除いて、水をかいてきた手はそのまま自然に戻します。

よく見受けられるパターンとして、かいてきた手を後ろでわざわざ外旋(外側に回す)させて掌を上に向けて戻すやり方。

このやり方がダメという訳ではありませんが、身体的に問題がなければかき終えた形のまま戻す方が、次のかきに便利です。

⑦体の外側をかく

水中での水をかく場所ですが、いくら腕を真っ直ぐ伸ばして最後まできちんとかけていたとしても、体の外側をかくのはやめておいた方がいいです。

呼吸もしにくくなるし、何よりきちんと水はかけません。

目安は手の平がお腹の下を通るところです。


4.下半身の「これだけはやめておいた方がいい」泳ぎ編

①足を離してバタ足をする

幅を取って抵抗値が大きくなるし、何よりせっかくキックで作った推進力をわざわざ分散させてしてしまうことになり非常に勿体無いです。

目安としては親指同士がふれあうように動かしてみましょう。

②膝を曲げてバタ足をする

バタ足は太ももから動かさないといけません。

手でも足でも先端になるにつれ器用になります。

不器用で、しかもしんどい太ももを動かすのはなかなか困難なので、つい簡単で器用に動いてくれる膝から下だけでバタ足をしたくなります。

しかしそれではクロールという縦軸回転のセオリーから外れてしまい、バランスは取りにくく、加えて呼吸もしにくくなります。

しんどくても進まなくても、膝はしっかり伸ばして、太ももからキックしましょう。


3.人の振り見て

今回はいわゆる反面教師的感覚でクロールの悪い例を取り上げ、とりあえずこれだけはやめておいた方がいいと思われる部分を大まかにピックアップしてみました。

しかし、もしあなたが行っておられるプールに上記のような反面教師的な水泳をされる方がおられても、それはそれでOKなのです。

なぜならその方はその方なりに水泳を楽しみ、上達を日々心掛けておられるのかもしれませんし。

そしてあなた自身も日々上達を志し、志すが故にこの記事を読んで、そしてまた水泳の練習に励む訳ですから。

ただ大きな声では言えませんが、上記の「これだけはやめておいた方がいい」一番の理由は「とにかくカッコ悪いから」。

なのでこれはここだけの話ということで。

今度水泳に行った時、さりげなく人の泳ぎを観察して参考にされるのもいいかもしれませんね。

でも自分が見るようになると不思議と見られているのにも気づき易くなるものです。

見ているつもりがいつの間にか見られていて・・・。

お手本としてなのか反面教師としてなのかは、私の口からは敢えて申し上げませんが。







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