水泳初心者のためのバタフライの練習方法

バタフライは難しそうに見えますが、実は独特な手足の使い方をする平泳ぎよりも簡単な泳ぎ方です。

水泳初心者の人でも、手順を追って練習すればバタフライを泳げるようになります。

バタフライのキックは通称ドルフィンキックといい、両足をそろえて体をうねらせてキックする姿がイルカの泳ぎ方に似ているところからそう呼ばれます。

練習するときもイルカをイメージしながらうまく体と足を連動させるようにしましょう。バタフライのキックは膝を大きく曲げて膝から下を蹴り下ろす、ダウンキックが重要です。

あまり曲げすぎて膝から下だけでバタバタとキックするのではなく、太ももを大きく動かし、腰、太もも、膝下、足首の動きを連動させてしなやかなキックを打つことが重要です。

壁キックや板キックで上半身も使ったドルフィンキックができるまで、繰り返し練習しましょう。

ドルフィンキックをマスターしたら、次は気を付けした状態でキックの練習をします。うねりの動作を覚えたいときに効果的な練習です。

蹴り下ろすときに頭を突っ込みながら少し潜り、頭を突っ込んだらすぐに前を向いて素早く頭を上げます。アニメなどで見る、人魚が泳いでいるイメージです。

体をうねらせながらキックすることができたら、片手バタフライで手をつけて練習します。基本は手を1回かく間に2回のキックを打ちます。

第一キックの時に入水、第二キックの時に手のかきのフィニッシュと同時に呼吸をします。通常呼吸は前向きに顔を上げますが、片手なので横呼吸でもいいでしょう。

本来は第一キックを強く、第二キックを弱く、ド〜ンドン、ド〜ンドン、のリズムでキックをしますが、初心者の人は3回キックをしてもいいでしょう。

ただし、1回目で入水、3回目でフィニッシュと呼吸というリズムは守ってください。

ここまでできたら次はいよいよ両手でのコンビネーション練習ですが、体のうねりとキックのタイミングができていたら、呼吸の時に自然に肩まで体が上がって、無理なく呼吸できるようになっています。

後は、両腕の力は抜いて、水面ぎりぎりを素早く前に戻して、頭を入れながら入水するという動作なので、空中動作はあまり難しく考えなくていいでしょう。

コンビネーションの動きがイメージしにくい時は、陸上で鏡を見ながら実際に自分の目で見て手足のタイミングの練習などをすると、理解しやすいでしょう。

力に頼った無理な泳ぎ方ではなく、基本の動きとタイミングを中心とした練習方法を取り入れれば、水泳初心者の方でも楽にバタフライを泳ぐ事ができるようになりますよ。

[bata]

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