平泳ぎの練習方法

平泳ぎはキックさえできるようになったら「泳げる」と言ってもいいというぐらい、キックが重要なポイントになります。

しかし、逆に言うと平泳ぎができないということはキックができないからで、キックを完璧に習得するのは難しいと感じるかもしれません。

平泳ぎはまずはキックの練習を重点的に行いましょう。


1.あおり足を直す

平泳ぎのキックは他の泳法のキックと180度逆の動きをすると言っても過言ではないほど、バタ足やドルフィンキックとは根本的に違うことは一目瞭然です。

膝を曲げて、足の裏で水を蹴りますが、この足の裏で蹴るということがなかなかうまくできません。

今までは足首を伸ばして足の甲で水を蹴ることを練習してきたので、どうしても足の裏で水を蹴るイメージがつかみにくいからです。

でも、あおり足が直って足の裏で水を蹴ることができるようになったら、キックの半分はクリアしたことになります。

色々な練習方法で、平泳ぎのキックの基本である足首を曲げて足の裏で水を蹴る感覚を覚えましょう。


2.足の動かし方を覚える練習方法

平泳ぎのキックは足首と膝を曲げて足の裏で水を蹴ります。

いきなりキック練習をしても、足の動かし方を理解できず、膝を引きすぎたりあおり足になったりと、うまくいかないことが多いです。

ますは、足の動かし方を頭で理解するために、キック以外の方法で、足の動きを練習してみましょう。

足首の使い方は、ジャンプするときの動きに似ています。

飛び上がった時に足首を伸ばしてまっすぐにしますが、陸上で行うと足首の曲げ伸ばしをする時間がないまま着地してしまうので、水中でやってみましょう。

膝をやや開いてスクワットのように膝が90度ぐらいになるまで曲げます。

次に、思い切り水底を蹴ってジャンプしますが、ジャンプの頂点で足をそろえて足首は伸ばすことを忘れないようにしましょう。

膝を曲げる角度など、全く同じではありませんが、足首の動かし方や足を真後ろに蹴りだす感覚をつかむためには有効な練習法です。

その場で続けてできるようになったら、25m続けてやってみましょう。潜ったときに息を吐き、ジャンプした時に息を吸うことを同時に行うと、呼吸の練習にもなります。

小さく小刻みにぴょんぴょんジャンプするのではなく、1回1回強く底を蹴って高くぴょーんと飛び上がります。この練習でキックの時の足の動かし方を理解できたら実際に平泳ぎのキック練習をしてみましょう。

あおり足が直ったら、次に注意しなければいけないのはひざの曲げ方です。膝を曲げるだけでなく、胸の方に引き付けてしまうことの内容に注意しましょう。

膝の位置は変えず、膝を曲げてかかとをおしりにあてるように引き付けます。かかとがおしりにあたったらすぐに蹴ります。

かかとを押し出す感じで、真後ろに蹴るイメージです。

足を開いて蹴った後に水を挟む、と表現されることがありますが、これを意識しすぎると足を開きすぎてうまく蹴れないので、ジャンプ練習を思い出して、勢いよく真後ろに蹴りましょう。

その後、足をそろえて力を抜き、スーッと進む感覚を感じてください。ぴょーんとジャンプしてジャンプの頂点で足をそろえた時の動きです。

キックができるようになったら、手のかきを付けてコンビネーションの練習をしましょう。

コンビネーションのタイミングは、手、呼吸、足の順に3拍子のリズムで動かします。

「イチ、ニ、サン」のイチで手、イチのチで呼吸しながら足を引き付け、ニ、で蹴ってサンは伸びです。

このようにしてまずは平泳ぎの重要ポイントのキック練習でしっかり身につけてからコンビネーションにつなげていきます。

ゆっくりのタイミングで気持ちよく泳げるようになりましょう。

[hira]

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