背泳ぎで肘が曲がるのはどうすれば直る?|水泳が上達する練習メニュー

背泳ぎは四泳法で唯一上向きに泳ぎ、腕を体の真上にまっすぐ伸ばした状態で大きく回す泳ぎ方です。腕の伸ばし方と軌道によって背泳ぎのフォームの美しさの半分は決まります。肘が曲がるときれいな背泳ぎにはなりません。


1.背泳ぎで肘を伸ばす理由

背泳ぎは、水をかくプルの動作の時は水をしっかり抱えるために水中で90度近く肘を曲げますが、リカバリーから入水にかけては肘をまっすぐ伸ばした状態でキープします。

背泳ぎは入水の時に肩を水の中に深く入れてローリングさせますが、リカバリーの手の肘が曲がってしまうと反対の肩がまっすぐ上がらず、きれいにローリングすることができません。

また、入水の時に肘が曲がると胸から足までが大きく振られて体が横にふらふらするため、抵抗が大きくなったり、まっすぐ泳ぐ事ができなくなります。

背泳ぎは空中を大きく弧を描きながら腕を回し、耳の横にまっすぐ伸ばしたまま入水するのが正しいフォームで、肘が曲がると美しい背泳ぎはできません。


2.背泳ぎで肘が曲がらないようにするには

まずは陸上で鏡を見ながら練習してください。

自分の体の動きを目で見て把握することは水泳の上達には欠かせない練習方法です。

チェックするポイントの一つ目は体の前を腕が通過するときにまっすぐ肘が伸びているか、体の中心を超えて反対側にいっていないかです。

もう一つのポイントは手を上に伸ばした時に耳の横にまっすぐ肘を伸ばした状態でキープできているかです。

試しによくない腕の動かし方をしてみると、体をまっすぐ正面に向けているのが難しく、肘を曲げたまま回すと頭の上に来た時にも肘が曲がってしまい、腕を手のひらが上を向いてしまって入水後すぐに水をキャッチする形にできないことがわかります。

このように、なぜ背泳ぎで肘が曲がるとよくないのかを理解することは、正しいフォームを習得するうえでとても大切で、水泳の上達の近道になります。

陸上で肘を伸ばして腕を回せるようになったら、実際に泳いで練習します。

本来は背泳ぎの時は入水の時やフィニッシュの時に上や体の横で手の動きを止めることはありませんが、肘が曲がっていないかを確認するためには入水した時にいったん手を止めて腕が耳に触れているか、肘が曲がっていないか、手のひらが頭を超えて逆側にいっていないかなど、陸上で確認したポイントをチェックしてみてください。

体の上を通る時に肘が曲がっていないかは目で見てわかるので修正しやすいでしょう。

ゆっくり手を回してチェックポイントがすべてクリアできていたら、だんだんとテンポよくリズミカルに泳ぎましょう。

このように段階を踏んで丁寧に練習することで、きれいなフォームで背泳ぎを泳ぐ事ができるようになります。

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