バタフライを泳ぐ時に背筋は必要?
水泳でもっとも難しいとされる泳法【バタフライ】ですが、クロールや背泳ぎ、平泳ぎをマスターされた方はバタフライも泳ぎたくなると思います。
そのバタフライを泳ぐ際に必要な筋肉は全身にあります。他の泳法もそうですが、ある程度泳げるようになってきたならば筋力アップが不可欠となります。
1.筋肉をつけるのはバランスよく
筋力トレーニングというのは、様々あります。腹筋や背筋、腕の筋肉や足の筋肉。鍛えたい場所によってトレーニング方法も異なります。バタフライを泳ぎたい場合には背筋がとても重要な筋肉となります。
しかし、背筋ばかり鍛えて腹筋をおろそかにしてしまったり、腕や足の筋肉を鍛えないというのは問題があります。特に、背筋と腹筋はバランスよく鍛えましょう。
背筋だけ鍛えても、腹筋だけ鍛えてもバランスが崩れてしまうと腰痛になりやすくなってしまいます。ケガの防止のためにも、筋力トレーニングはバランスよく鍛えましょう。
2.腰痛にならないようにするためには?
バタフライは、他の泳法に比べて腰痛になりやすいと言われます。これは、上記でふれたように筋力のバランスが重要になるということの他にも理由があります。
クロールと違い、平泳ぎとバタフライでは顔を前にあげて呼吸をしますが、その中でもバタフライは手で水を押す際に体を少し反るように顔を上げます。
この時に、勢いよく反ってしまうと腰を痛めてしまうことがあります。
もちろん体を上げなくては呼吸をすることが出来ないのである程度は力も必要となりますが、腰を痛めてしまっては元も子もありませんので力の入れ過ぎには注意しましょう。
3.どの部分の筋肉を鍛えればよいのか?
バタフライの特徴は力強いストロークです。上記では力を入れ過ぎないようにと言いましたが、それではどの部分を鍛えれば力強いストロークが出来て、余計な力を抜くことが出来るかといいますと【広背筋】が重要となります。
広背筋とは、肩甲骨周りの筋肉のことを指します。水のキャッチの際に体がまっすぐになっているか、リカバリー(水中から水を押し上げて、手の先が入水するまで)の際に胸を張って肩甲骨をしっかりと寄せることが出来ているかに注目してみましょう。
また、体をまっすぐに保つために体幹トレーニングも取り入れると良いといえます。
4.どのくらい筋力トレーニングをすれば良いか?
筋力トレーニングは、成長期の方はあまりやり過ぎない方が良いとされます。というのは、筋肉をつけすぎると成長を止めてしまうことがあります。
成長期の方は負荷をかけすぎないトレーニングをすると良いでしょう。体がある程度出来てきた方は、ウエイトトレーニングも織り交ぜるなど様々な筋力トレーニングをしましょう。
一つのトレーニングだけにしてしまうと偏った筋肉がついてしまいます。どの泳法でも水泳では、しなやかな筋肉をつけることが重要とされます。
[bata]