陸上トレーニングは水泳に必要?

どんなスポーツでもある程度の筋肉は必要となります。しかし、水中で行うスポーツの水泳で、陸上トレーニングは必要なのでしょうか?

水中で使う筋肉は、水中トレーニングで鍛えられるものなのでは?と考える方もいらっしゃることでしょう。

筋肉というのは、表側に見える大きな筋肉の他に内側にも細かい筋肉が多数あります。水泳ではこの筋肉を、しっかりと使うことで楽に早く泳ぐことが出来るようになります。

今回は、水泳で必要な筋肉を陸上トレーニングでいかに鍛えるかに注目してみましょう。


1.必要な筋肉は種目によって変わります

陸上で必要な筋肉と、水泳で必要な筋肉が違うように、水泳の中でも4泳法では必要な筋肉は変わります。

もっと細かく言ってしまうと、長距離を泳ぐのか、単距離を泳ぐのかによっても変わってきます。

ご自身の泳ぎたい泳法にどの筋肉が必要になるのか、そのことを知り効率よく正しい陸上トレーニングをしましょう。


2.自然な動きの一つにしよう

必要な筋肉を知る、とは言いますが【どの筋肉を使えばいいのか】を難しく考えることはありません。

呼吸をするように、水の中でも自然に泳ぐことが一番良いので、頭で考えすぎると動きが硬くなってしまい、ぎこちなくなってしまうことでしょう。

あくまでも水中に入る前のアップだと考えて、陸上トレーニングを行ってみましょう。負荷の少ない陸上で、どの筋肉が動いているかを確認し、水中で同じ動きが出来るかを見るぐらいのつもりで練習してみましょう。


3.痛みが出ないようにするためのトレーニング

週に数回泳ぐことのあるスイマーの方でよく耳にするのが、【肩・腰・ひざに痛みが出る】という悩みです。健康のために水泳を始めたのに痛みが出てしまっては元も子もありません。

なぜ、痛みが出てしまうかといいますと、その箇所に無理に力が加わってしまっていることが原因となります。例えば肩の痛みは、しっかりとローリングが出来ていない状態で無理に手を動かしていると出やすくなります。

腹筋や背筋が足りない状態で泳ぐと、その分負荷が関節に直にかかってしまい傷める原因となります。これらを解消するために、体を柔らかくする必要があり、そのために陸上トレーニングが重要となります。

元々水泳は、体に負担がかかりづらいスポーツですが、競技として水泳を始めると負荷がかかる場所が出てきます。というのも、陸上と水中では使う筋肉が違うために負担がかかってしまいます。

大切なのは、必要な筋肉をまんべんなく鍛えること。どこか一つの筋肉だけ鍛えると、必ず他の筋肉に負担がかかります。

水の中だけでトレーニングをしていると、鍛えられる筋肉は一定の場所のみになってしまいます。水中ではトレーニングが難しい箇所を、陸上トレーニングで補いましょう。

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