平泳ぎでストロークが上達するポイント|水泳が上達する練習メニュー

平泳ぎは4泳法の中でも一番遅い泳法です。そして簡単そうにみえて実はテクニックのいる泳法です。競技ではルールが細かく決められておりますので、競技の際はルールをチェックしてその通りにする必要があります。


1.平泳ぎの腕ストロークの基本

平泳ぎのストロークの基本は水面の下でケノビの状態からはじめ、両手は水面のすぐしたで伸ばすようにします。そして頭は両腕の間へ後頭部が水面と平行になるように沈めます。ヒップと足も水面のすぐ下に位置するようにします。

平泳ぎのストロークは両腕のプルとキックを交互に行います。両腕をプルするときに上半身から上を水面にあげ、同時に顔もあげ、息継ぎをします。そしてリカバリーポジションに両腕を戻すときにすばやくキックをします。

腕の動作としては胸の前で外側から内側へ半円を描くように水をかきます。両手が胸の前へきたら、素早く両腕を前にだし、伸ばします。

腕を伸ばしたときに手のひらは45度外側にそして下へむけ、肘を少しまげ、両手を外側へ向け水のキャッチをはじめます。このとき、肘は肩幅より多少外側になるようにします。

水のキャッチは肘を曲げながら、手のひらを下へ向け、胸の前にくるように内側へ水を引き寄せ、上腕は水面と直角になるような形にします。

キャッチのあとのフィニッシュは両ワキをしめて、両手を胸の前へもってくるようにします。

ここでのストロークのポイントは水のキャッチをはじめてから両手を胸の前へ持ってくるときにスピードを速めることです。そして肘を水面のすぐ下に保つことです。

リカバリーポジションをする時は両手を胸の前で手のひらを多少、上向きにしながら、顔も水につけます。

両手が入水してから伸ばす間に手のひらを上向きから下向きにして次のプルに備えます。このときもただ伸ばすのではなく、水の中を突くように意識して両腕を伸ばすと、よいグライドになり足のグライドと共に効果的な水泳になります。


2.平泳ぎのキックの基本

平泳ぎを泳ぐ時にケノビの状態からはじめますが、この時に足はしっかりと伸ばし、つま先もポイントさせます。

キックのポイントとしては、両膝を曲げ、かかとをヒップに付けるようにそしてかかとは水面からでないように水面のすぐ下へ置きます。

ヒップがあがりすぎていますと、かかとが水面上に出てしまい、水面下で強いキックができなくなります。

キックをするときはかかとは外側につま先を向け、ひざから外側へ出します。このかかとを外側に向けるのがなかなか難しく、その形になっていない場合はキックが効果的にできず、前へ進むことができません。

キックのあとは必ず、グライドをします。グライドとはケノビの足の状態と同じものです。このグライドでは水の抵抗を少なくし、強いキックのあとさらに進むポイントとなります。

平泳ぎのストロ−クは自己流でやってしまう場合が多いので、平泳ぎを上達させたい場合はトップスイマーのビデオなどを観てそれを真似しながら水泳するのもひとつの方法です。

[hira]

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