「先生、平泳ぎの足ができないんだけど」このセリフは、お客さんからよく聞いたセリフトップ10に入るワードだと、指導員の誰しもが思う事だと思います。
子供も大人もなかなか出来ない平泳ぎの足ですが、私の上司はだいたいどんな人でも1時間で出来るようにしていました。
1.「できない」が1時間で「できた」に変わる平泳ぎの足
私の上司の話ですが、その上司は、平泳ぎの足ができないという人をだいたい1時間でどんな人でも出来るようにしてあげてました。
もちろん一気に競泳選手並みに上達させるということではありませんが、少なくとも足首はきちんと返っている、いわゆるルール違反にはならないキックにはなってました。
私は例えマンツーマンで1時間でその生徒さんに付きっ切りで指導しても、どんな人でもとなると出来る自信はありません。
相手によっては、下手をすれば足首さえ返せないかもしれません。
なのである日、上司がどんな指導をしているのかと思い、1時間ずっと見ていたことがありました。
その時分かった事をお教えいたします。
2.上司がしていた指導方法
結論から言うと、特に何も変わった事はしていませんでした。
よく見かける足首の補助をして、よくあるパターンの声掛けをして、よく見かける指導内容で指導していました。
すべてよく見かけるものばかりで特に変わった指導は何も無し。
じゃあ一体何が違うんだ?と、直接上司に聞いてみました。
すると一言「けのびだ」でした。
その上司は基本的に答えは言わず、私たち一般指導員に考える時間を与えてくれる上司だったので、今回の答えもその一言でした。
3.私が導き出した指導方法
その上司のアドバイスを受け、別の日にもう一度上司の指導を見ていました。
そして私なりに出した答えは「形を覚えてもらうために、まず姿勢を安定させる事」でした。
平泳ぎの足ができないという生徒。
早く出来るようにしてあげたいと思う指導員。
その中で双方に生まれていたのは「焦り」でした。
今でこそ分かりますが、水泳指導の経験が浅い指導員によく見られる傾向は「とにかく泳がそうとする」という事です。
その為に姿勢が安定していないのにも関わらずすぐ泳がせる=前に進まそうとします。
その結果足首が返っていない状態、いわゆる足の甲で水を蹴る事になり、でも前に進んでしまうので、生徒はできていると勘違いし易い状態になります。
進んでいるからつい強く蹴ってしまい、その状態で蹴る感覚を覚えてしまい、そして尚更足首が返りにくいという悪循環になってしまっています。
なので私が実際にやる指導内容としては、手で補助をして感覚を伝える、自分の目で見させる、陸上で練習するといった感じですが、そのどれにも共通してる事は、姿勢が安定した状態で足首が返るまで色んな方法を試す事です。

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