水泳で痩せるという事は、あまい誘惑との戦いでもあるのです

痩せるために水泳をしているという方は男女を問わずたくさんおられます。

たくさんおられますが、実際に痩せてる方は・・・。


1.水泳で痩せるはずなのに・・・

水泳は全身運動だし、カロリー消費量も多いっていうし、これで痩せるはず!と思って始めた水泳なのに、なかなか痩せないという方、結構いますよね。

指導員の立場から見て「うーん・・・ そりゃ痩せんだろうな・・・」と思わず思ってしまう、水泳で痩せないあるあるをご紹介します。

ご自分の水泳ダイエットプログラムにも当てはめてご覧ください。

ちなみに1つでも当てはまるとアウトですよ~。


1.水泳で痩せないあるある① 休憩長すぎ

「あ、こんにちわ~」

「あら、お久しぶり~」

「結構、上手になったんじゃないの~?」

「全然、まだまだ~」

で、会話が終わっておけばいいのに、

「あ、そうそう、そう言えばさぁ・・・」

「え、なになに~」

というところから始まり延々と10分以上。

またそのお喋りが楽しいときたらありゃしない。

お喋りはなかなかの誘惑だったりします。


2.水泳で痩せないあるある② 手で泳ぎ過ぎ

まったく泳げなかった人が水泳を始めて、そのほとんどの方が経験することが「思いの外痩せた」という事です。

まったく泳げない人は泳げるようになるために一生懸命動きます。

沈んではいけないという意識が働きますので、無意識に足を一生懸命動かします。

下半身には大きな筋肉があるので、足を動かし下肢の筋肉を発達させる事は脂肪の燃焼に大きくつながります。

結果、「水泳をすると痩せる」につながるのです。

しかしだんだんと技術が上達してきて、しんどいバタ足を無理にしなくても泳げるようになってきます。

加えて「泳いでいれば痩せる」という勘違いから、泳いでいれば満足してしまいます。

痩せるために必要なバタ足をせずに、とりあえず手の技術だけで泳いでしまう。

楽に泳ぐという事も、手ごわい誘惑なのです。


3.水泳で痩せないあるある③ ご褒美

「今日は水泳頑張ったから」と勝手に作った理由で自分にご褒美を与えていませんか?

現状から痩せるために水泳を始めて、その結果痩せたというのを式にします。

太っている+水泳でのカロリー消費=痩せる

という式になります。

それが

痩せている+水泳でのカロリー消費+ご褒美のおやつ=現状維持または太る

という式になります。

ご褒美のおやつを食べるなとは言いませんが、何のために水泳をしているかを考えないと、少なくともご褒美分の消化だけで終わってしまう事になるので、痩せる方向には向かいずらいと言わざるを得ません。

水泳を頑張ったあとのご褒美の誘惑に勝つのは、並みの人間にできるとは私は到底思えません。


3.これ以上は酷なので

掘り下げればまだまだ無数に水泳で痩せない理由が出てきますが、これ以上は酷なので、記載は控えさせて頂きたいと思います。

ただ一つ申し上げておきたいのは、水泳は痩せる事に関しても、技術習得に関しても、結果がすぐには出にくいスポーツです。

今日して、今日痩せなくても、上手にならなくても当たり前です。

少なくとも半年スパンで考えて頂く事をお勧めします。

とにかく気長に、ゆっくりのんびり楽しく痩せていって頂く事をお勧めします。

今日のご褒美を考えながら泳ぐと、やる気も倍増しますよ~。

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