「平泳ぎは一番疲れる」という意見は平泳ぎ初心者に多く聞かれます。
しかし疲れる平泳ぎがあるなら、疲れない平泳ぎもあるはずです。
1.平泳ぎの「疲れる派」
平泳ぎは近代4泳法の中で最もルールが厳しい泳ぎ方です。
あれはダメ、それもダメ、こんな事などもっての外と、いちいちルールが細かく、それだけでも別の意味で疲れてきます。
そこへ持ってきて、泳ぎ自体も4泳法中、最もスピードが出ない=抵抗を一番受けながら泳ぐ泳ぎ方なのでしんどさも倍増。
しかしながらその反面「平泳ぎが一番楽だから好き」という人も、平泳ぎが一番疲れると言う人と同じくらいの数だけおられるのも事実です。
水泳教室で平泳ぎのレッスンをするクラスは、もちろんそこそこ上達されている方。
そのグループ内でも見ても平泳ぎ「疲れない派」と「疲れる派」が概ね同じ数だけ存在しました。
じゃあ、同じ平泳ぎでも今度は疲れない派の傾向を探ってみましょう。
2.平泳ぎの「疲れない派」
平泳ぎ「疲れない派」の意見で最も多く挙がるのが「じっとしてるだけで進むから楽」というものです。
平泳ぎはきちんと浮けて、その伸びる感覚を掴んでしまえば、確かに他の泳法に比べてけのびの時間が長い=じっとしているだけの時間が長いので、楽と言えば楽です。
とは言うものの、疲れる派の平泳ぎと疲れない派の平泳ぎ、パッと見、そう大差があるようには思えません。
泳ぎそのものは2つとも水泳であり、その中の平泳ぎという種目です。
しかし泳法に大差はないものの、明らかに「疲れてそう」と「楽そう」というのもパッと見で分かってしまうのも事実です。
ただ疲れない派の「じっとしてるだけで進むから楽」というのは感覚の部分であり、目に見えないものだけに、疲れる派にとってはなかなか理解できないものです。
逆に言うと疲れない派の人は疲れる派の人の感覚も分からないはず。
現にお客さん同士の会話で「平泳ぎのどこが疲れるの?」「分からないけど何か疲れる。じゃあ、あなたは何で平泳ぎが疲れないの?」「・・・分からない」というのをよく耳にします。
そこで今回は平泳ぎ疲れる派の感覚を疲れない派の人に体験して頂き、普段自分が泳いでる疲れない平泳ぎに何を足せば疲れる平泳ぎになるかを考え、そこから疲れる派の原因を考えてみたいと思います。
1.疲れる平泳ぎの泳ぎ方① 二人羽織的に泳いでみる
Aさんは平泳ぎの上半身を担当、Bさんは平泳ぎの下半身を担当し、BさんはAさんの足を持ち、2人で一つの平泳ぎを完成させながら泳いでみましょう。
条件としてはAさん、Bさんともに平泳ぎ疲れない派の人で、尚且つ泳力、持久力、体形とも同等レベルの人とします。
このやり方でネックになるのはタイミング。
キックとかプルとか体の持っていきようとかのタイミングがちょっとでもずれるととても疲れてしまう平泳ぎになってしまします。
2.疲れる平泳ぎの泳ぎ方② ビート板を立てて平泳ぎのキックをする
小さいビート板でいいので、ビート板の中央付近を持ち、それを垂直に立て手が沈むところまでビート板を浸けてキックしてもらいます。
疲れる派の人のキック力を体験して頂き、いかに推進力がないか、そしてそのキック力ではちっとも伸びれない事を体験してもらいます。
3.疲れる平泳ぎの泳ぎ方③ グーで泳ぐ
ジャンケンのグーで泳いで頂きます。
手の平できちんと水が取れないと、かいてもかいても進みません。
このもどかしさを疲れない派の人にぜひ分かって頂きたいです。

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