子供に水泳を習わせる効果
子供の習い事の中でも水泳は海外を含めて人気の習い事です。
子供の水泳というのはどういった効果があるのでしょうか。
今回は子供に水泳を習わせるメリットについてまとめてみました。
1.身体が鍛えられる
①基礎体力が付く
子供に水泳を習わせる効果として、一番のメリットは【基礎体力がつく】ということです。
私たち人間は、陸上で生活しています。しかし、水泳は水の中の運動です。
陸上だけでは使うことのない筋肉を水泳では使うことによって、普段の何倍もの運動をすることになります。また陸上での運動と違い、呼吸がいつでも出来るわけではない為体力が非常に付きやすい運動です。
水泳を上達させることで、同じ時間の運動をしても陸上よりも体力をつけることが出来ると言えます。
②全身バランスよく鍛えることが出来る
水泳は、水の中での運動のため負担がかかると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、実はまったく逆です。
人間の身体は浮力があります。この浮力によって、身体が浮きますので身体の負担が少なく運動をすることが出来ます。
その為、水泳は怪我のリハビリにも使われる運動です。
成長期の子供ですと、関節や骨に負担がかかる運動をしてしまうと成長を止めてしまうことも考えられます。水泳は、その負担を少なく運動をすることが出来るという大きな効果をもっています。
水泳は全身を使っての運動になります。
また、水泳はどの泳ぎでも左右対称に動きが繰り返されます。その為全身の筋肉がバランスよく鍛えることが出来るので、ゆがみが出にくいと言えるでしょう。
③喘息の症状が軽くなる
子供がよくかかる喘息ですが、水泳を続けることで症状が軽くなることがあります。喘息には、心肺機能を向上させ体力をつけることが最も効果的と言われています。
身体を鍛えて筋力をアップさせることで、運動による身体の負担が少なくなるため息が上がりにくくなります。息が上がりにくくなることで、運動誘発性喘息が起きにくくなります。
また、喘息の発作は冷たい乾いた空気を吸うことによって発作が起きやすくなる病気ですが、水泳は高温多湿の場所で行う運動ですので、喘息治療の為子供に水泳をすすめるお医者さんもいらっしゃいます。
2.いざという時の為に…
日本は島国ですので海に囲まれていますし、川や湖も多くあります。その為小さな頃から水にふれあう機会も多くありますが、残念ながら水難事故も少なくありません。
その水難事故も、泳ぐことが出来れば…水泳を上達させて泳ぐまでいかなくても浮くことが出来ていれば助かる命が多くあったと言われます。
そんな、万一の事態に備えて子供に水泳を習わせたいという方も多くいらっしゃいます。
身を守る【自己防衛力】は、小さな頃に身に着けておきたい能力です。
子供の頃に、水の中での身体の動かし方や息の止め方、息継ぎの仕方を覚えておくと水に入った時の順応性が向上します。この能力を小さなころから身に着けておくことで、水難事故を回避することが出来るようになるでしょう。