マスターズ水泳大会に出る前にこっそりやっておいた方がいい練習

「マスターズ水泳大会に出てみたいっていう気持ちはあるんだけど・・・」けどなかなか出場までには至らないという方は多いです。

そんな踏ん切りがなかなかつかない人のための「マスターズ水泳大会に出るに際してやっておいた方がいい練習」をご紹介したいと思います。


1.マスターズ水泳大会に出てはみたいけど

ある程度水泳が上達してきたら「マスターズ水泳大会に出てみる」という新しい選択肢も生まれてきます。

そしてその多くは自分でも幾ばくかの水泳に対する自信がある人です。

だからこそマスターズ大会に出てみたいし、だからこそ出るのが怖いという方もおられます。

出るのが怖い理由としては、幾ばくかの自信があるだけに「ちゃんと出来なかったらどうしよう」「うまくいかなかったら恥ずかしい」という自尊心が働くから。

それは誰しも考える事で、ちっとも恥ずかしい事ではありません。

そこで「出たい気持ちはあるんだけど、何やかんやでちょっと二の足を踏んでいる」という方のために、「今更ちょっと人には聞きにくい“マスターズ水泳大会に出る前にやっておいた方がいい練習”」をご紹介したいと思います。


2.マスターズ水泳大会に出る前にやっておいた方がいい練習

「水泳が上達してくると初心者の方から憧れ目線で見られたり、質問されてちょっとその気になって少々自慢げに答えている自分が居て、その状態の中、初めてマスターズ水泳大会に出場するからと言ってあまりうろたえている姿は見せられず、かと言って初めての事なので内心はオロオロしている」というマスターズ水泳大会初心者のあなた。

水泳が上達しようがしまいが、初めての事柄に関しては誰しもうろたえ、オロオロしてしまうのは当然の事。

何も恥ずかしい事ではありません。

しかし「今更ちょっと人に聞きにくい」という気持ちも分かります。

なので「マスターズ水泳大会出場前にちょっと練習しておいた方がいい内容」をここでこっそりお教え致します。


1.マスターズ出場前に ①プログラムの見方を覚える

覚える必要はないですが、一度過去のプログラムを指導員に見せてもらいましょう。

マスターズ水泳大会に出場する場合は、ほとんどスイミングクラブ経由ですので、そのスイミングクラブには、少なくとも前回大会のプログラムは保管してあるはずです。

もしスイミングクラブなければ出場経験のある水泳仲間に聞くなどして、できるだけインターネットではなく実物を見た方がいいです。

すると何となく大会の流れ自体が把握できますので、それだけでも少し安心できるようになります。


2.マスターズ出場前に ②召集

スタート台に向かうまでの流れを把握しておきましょう。

大会ではまず召集員が召集席で出場者の氏名を呼びます。

そのあと係員が誘導してくれてスタート側のプールサイドまで連れて行ってくれます。

係員はここまででレーンまでは案内してくれません。

急きょ棄権したりする人もよくいますので「右から3番目」という風に覚えると感覚が違って分かりにくいので、必ず自分のレーンの番号を覚えておかれる事をお勧めします。


3.マスターズ出場前に ③飛び込み

ここからは具体的な技術練習です。

その前に飛び込みのルールをしっかり覚えておきましょう。

ルールは簡単で、スタート台の横か下に立って待機し、その時に笛が「ピ、ピ、ピ、ピ、ピー」と5回なります。

5回目の長い音が鳴ってからスタート台の上に立ちます。

5回目の音の前に立ったらスターターに注意されますので気をつけて下さい。

スタート台に立ってスターターの「よーい」の声の前にスタートの格好してもいいし、声の後にスタートの格好しても構いません。

ポイントは一度スタートの形を取ったら、スタートの「ピ」という音が鳴るまで動いてはいけないというルールですので、そこだけは気をつけて下さい。

「よーい」の声の後でスタートの格好をする人は、一度スタートの形を作ったらスタートの「ピ」まで動いてはいけないという事になります。

最近のスタート台は傾斜がきつい台もありますので、用意の格好を取ると重心が前に行き過ぎてプールに落ちそうになります。

その為に少し前に動いてしまっても失格になる場合がありますので、ウォーミングアップの時にスタート練習の時間は必ず主催者側が設けていますので、その時に一度スタート練習をして傾斜を確かめておくことをお勧めします。


4.マスターズ出場前に ④ラスト5Mの追い込みとゴールタッチ

大会ではゴール地点に「タッチ板(ばん)」という競泳用自動審判計時装置の板がプールの壁面に設置されています。

その板にタッチしたら自動的にタイムが計測される仕組みなのですが、このタッチが意外と出来ません。

普段練習している時は複数の水泳仲間と一つのレーンで練習するので、ゴール地点ではたくさんの人が集まる事になり、その人を押しのけてまでゴールタッチする行為は一般常識的にほとんど行いません。

また、ゴールが近づく5Mラインが見えると、他の泳者との接触事故を避けるため、無意識にスピードを緩め、尚且つタッチまでは行わない場合がほとんどです。

そしていざ大会本番になるとそれが求められる訳ですが、普段の癖というのは思いの外身に沁みついているもので、5Mラインが見えると無意識にスピードを緩めてしまいがちになります。

そしてゴールタッチも、ただタッチするだけなのに慣れていないと以外に怖いもので、一瞬躊躇してしまう場合もあります。

加えてタッチの加減が分かっていないとソフトタッチになってしまい、その場合はタッチ板が反応せず、タイムが止まってくれない場合があります。

もちろん計時員が手動で計時してくれていますので公認記録は残りますが、せっかくなら大会ならではのタッチ板での記録を残したいものです。

なので、大会前にはフリーで誰もレーンに居ないのを確認してから、5M手前から全力で泳ぐ練習と、ゴールタッチを確実に行う練習をしておかれる事をお勧めします。

これは本当に普段の癖が出易いポイントなので、1度でいいので練習されておくことをお勧めします。


3.攻撃は最大の防御なり

本番で失敗しない方法として「本番前にやれるだけの準備をすべてやる」という方法を取られる方は多いです。

本番は「これだけ準備したんだから大丈夫」という安心感で臨めるのだそう。

準備と言う攻撃を予め仕掛けておいて、その事によって失敗という事から自分を守るという事は結果的に何事においても大切な事なのだと思います。

たかだか地方の小さなマスターズ水泳大会かもしれませんが、初めて出場する本人にとっては一大イベントです。

水泳の上達方法はいくつもありますが、マスターズ水泳大会に出るというのは上達するために一番いい練習方法でもあります。

ぜひこのマスターズ水泳大会に出る前にやっておいた方がいい練習を「こっそり」行って、準備万端で大会に臨んで頂ければと思います。

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