水泳ダイエットは息切れしたら意味がない?
消費カロリーが大きく、足腰に負担がかからないと人気の水泳ダイエット。
トライしてみたものの、実際は25m泳いだだけで息切れしてしまう。25m泳ぐだけで疲れてしまう。こんなことで効果が上がるのだろうか?
そんな人にも効果が上がる水泳ダイエットの方法とポイントをお伝えしましょう。
1. 水泳を無酸素運動にする息切れ
効率よくダイエットできる有酸素運動、水泳。でも、せっかくの水泳も、息切れするような泳ぎ方では有酸素運動にならないのをご存知でしょうか。
水泳ダイエットで一番大事なことは、水泳によって無理なく全身の筋肉を使い、心肺機能を鍛えながら脂肪燃焼効果を上げるというもの。
それには、休まず泳ぎ続けて、水泳ならではの効率的な有酸素運動を行わなければなりません。
ところが、息切れする泳ぎ方では有酸素運動になりません。
水泳に慣れていない人は、25mを泳いだら息切れして休み、また25m泳いで休むということを繰り返します。これでは有酸素運動ではなく、無酸素運動になってしまいます。
2. 息切れしても有酸素運動にするには?
では、どうすれば有酸素運動になるのでしょう?
息切れしないで100mや200mを続けて泳ぐには、それなりに練習を積まなければなりません。慣れないうちは、かなりつらい練習になってしまいます。
どうしても息切れしてしまうという場合は、ウォーキングレーンの隣のレーンで泳ぎましょう。
そこで25m泳いだら、隣のウォーキングレーンで25mを歩いて戻ってくる。また25m泳ぎ、歩いて戻ってくる。これを繰り返せば、有酸素運動になります。
要は、休まないこと。体を動かし続けることです。
そうした練習を繰り返すうちに心肺機能が鍛えられ、持久力も備わってきます。慣れてきたところで、25mスイムを50m、75mと距離を少しずつ伸ばしていきましょう。
途中で歩いてもよいので、休まずに30分以上運動することがポイントです。
3. 効率よく有酸素運動をするために
水泳ダイエットで効率よく有酸素運動をするには、以下の3つを守ってください。特に水泳に慣れず、息切れしてしまうという人におすすめです。
1.水泳の前に筋トレをする。筋トレをすると、アドレナリンと成長ホルモンが分泌され、脂肪燃焼を促進します。
体を脂肪燃焼しやすい状態にしてから水泳をやれば、さらに脂肪燃焼できるというわけです。
2.水分補給は十分に。水の中にいると、汗をかいていることに気づきにくいものですが、実は思っている以上に脱水しています。水分はこまめに補給しましょう。
水分をしっかりとることによって、新陳代謝が良くなります。
3.前後のストレッチ体操をしっかりと。肩回し、膝の屈伸、両腕回しなど、水泳の前後に基礎体操を行うようにしましょう。
怪我の防止になると同時に、水泳に必要な持久力がつきやすい体質になります。
4.息切れ防止にはとにかく泳ぐこと
水泳で息切れするからと、持久力をつけるためにランニングを始める人がいますが、水中での持久力と陸上での持久力は根本的に違います。
いくら走っても息切れしないのに、水の中ではすぐに息切れしてしまう。そんなパターンも耳にします。
水泳で息切れしないためには、水泳で持久力をつけるしかありません。慣れないうちは大変ですが、それだけのリターンは期待できます。がんばってください!