水泳ダイエットは朝と夜、どっちが効果的?

運動でダイエットする人にとって、時間をやりくりするのは大変なものです。

特に水泳でダイエットという場合、ランニングのように早朝や深夜、場所を問わずというわけにはいきません。

でも、短時間で消費エネルギーが上がる水泳は、時間のない人にとって最良のダイエット方法。

では、朝と夜、トレーニングするとしたら、どちらがより効果的なのでしょう。


1. 水泳ダイエットに効果的な時間帯とは?

早朝、会社へ行く前にプールで泳ぐ人。夜、会社帰りにプールで泳ぐ人。泳ぐ時間は人それぞれ、自由です。

朝泳いだ方が気分爽快だから。夜泳いだ方がリラックスできるから。理由も人それぞれでしょう。

健康のための運動は、多くの場合、習慣によります。例えばラジオ体操を毎日行う人は、毎朝決まった時刻に起床し、決まった時刻に決まった運動をします。

水泳の場合も、プールが開く時間帯に合わせたり、スクール時間に合わせたりするうち、体が自ずとその時間帯に慣れていき、生活リズムとなっていく傾向があります。

でも、水泳で体重や体脂肪を少しでも減らしたいなら、なるべく効率よく目的に近づきたいもの。朝と夜、いつ泳ぐ方がダイエットに向いているのでしょうか。

諸説ありますが、脂肪を燃やすなら朝、筋力をつけるなら夜の水泳がベストと言われています。つまり、どちらかというと朝の方が痩せやすいと言えます。


2. 朝の水泳がダイエットに効果的な理由

なぜ、朝の水泳がダイエットに効果的なのでしょう?その理由は、交感神経が活発に働き、有酸素運動による消費エネルギーが高まる時間帯だからです。

消費エネルギーが高まれば、脂肪燃焼しやすくなります。体内の脂肪をエネルギー源として消費するには、朝起きてすぐ、食前がより効果的です。

逆に、夜は副交感神経という自律神経が働きます。よく1日の疲れをとるために夜泳ぐという人もいますが、リラックスするという意味では正解です。

浮力によって体が軽く感じられる水泳は、こわばった筋肉をほぐすにも最適でしょう。ただ、脂肪燃焼しにくいという意味で、ダイエットには向いていません。

夜、ダイエットのために泳ぐには、消費エネルギーを上げるためにかなりハードなトレーニングを行う必要があります。

リラックス状態にある体は、筋肉トレーニングなど無酸素運動に適していても、水泳のような有酸素運動に有効とは言えません。

食前、食後、どちらの場合も、夜泳ぐのは痩せる目的というより、太りにくい体質になるためと考えた方がよいでしょう。


3. 朝と夜、それぞれの水泳ダイエットのやり方

朝泳ぐなら、ゆっくりめのロングスイムをおすすめします。

起床してすぐの体に負担がかからないよう、水中ウォーキングやバタ足など、十分にウォーミングアップをしてください。

それからクロールで50mを5〜8本ほどマイペースでゆっくり泳いでみましょう。スピードを上げなくても十分カロリー消費をしていますので、決して無理をしないように。

夜はどちらかというとインターバルに向いています。少しでも体に刺激を入れた方が、ダイエットには効果的だからです。

まずウォーミングアップにクロール50mを5本。次に、スピードを上げて、クロール50mを1分単位で5本。

さらに、できる人はクロール、バタフライ、背泳ぎ、平泳ぎの4泳法のうちどれか1つを50mx3〜4本程度行うとよいでしょう。


4.朝も夜も食べすぎたらダメ

朝と夜、どっちの時間帯で泳ごうと、好きなものを好きなだけ食べすぎたら元も子もありません。これは水泳に限らず、どんなスポーツにも言えること。

特に水泳は他のスポーツに比べて消費カロリーが高いので、空腹感もずば抜けています。

泳いだあとは少し休憩を入れる、低カロリーな食事を選ぶなど、生活スタイルに合わせた工夫をしてみてください。

食べすぎさえクリアすれば、水泳ダイエットは効果絶大ですよ。

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