水泳ダイエットにインターバルトレーニングは必要?

近年、日本の競泳選手の世界的活躍には目を見張るものがあります。

一つには、インターバルトレーニングの成果と言えるでしょう。

インターバルトレーニングは、かつて陸上競技に採用されていた強度の高い練習方法です。

はたして、水泳ダイエットに適しているのでしょうか?


1.インターバルは無酸素運動

水泳は泳ぎ方によって、有酸素運動にも無酸素運動にもなるスポーツです。

有酸素運動はゆったりとしたフォームで長い時間をかけて泳ぎますが、一方の無酸素運動は、ほぼ全力で泳ぎます。競泳選手が25mをノーブレス(無呼吸)で泳ぎきるのも無酸素運動です。

インタバーバルトレーニングとは、負荷の高い運動と低い運動を交互に行う無酸素運動です。

例えば水泳の場合、25mを全力で泳いだ後、少し休憩をしてまた25m泳ぐということを繰り返します。この反復によって、筋力とスタミナの向上が期待できます。


2. インターバルトレーニングの目的と効果

インターバルトレーニングの目的は、心肺機能を高め、持久力をつけることです。

こうした強度の高いトレーニングは、以前、ダイエットには不向きと考えられていました。ダイエットを目的とするなら、有酸素運動の方が効果的なのではないでしょうか?

運動で体脂肪を燃やすには、有酸素運動を少なくとも20分以上続けないと効果はありません。

有酸素運動は体脂肪をエネルギー源とし、無酸素運動は炭水化物をエネルギー源とします。運動効率面から考えても、有酸素運動の方が脂肪燃焼効果は高いと言えるでしょう。

ただ、高負荷のインターバルトレーニングの方が、より短い時間で脂肪燃焼することができるのは事実です。

極端な例ですが、ランニングの場合、有酸素運動のジョギングで1時間かけて消費したカロリーが、インターバルトレーニングでは15分で消費できます。


3. インターバルトレーニングの方法

水泳ではよく、25mを全力で泳ぎ(ハード)、25mをゆっくり泳ぐ(イージー)という強弱をつけたインターバルトレーニングを行います。

泳法はクロールであることが多く、距離は50mを5本程度が適当でしょう。

短期間で体脂肪を燃やしたいという場合には、100mを10本、インターバルの休憩は1分間、というトレーニングを取り入れるのも一つの方法です。

初心者の方は25mを5本からスタートするとよいでしょう。新陳代謝がアップし、体脂肪が燃えやすくなります。


4.マイペースで無理なくトレーニングを

脂肪燃焼効果とともに筋力強化や心肺機能の向上を目指すなら、インターバルトレーニングがおすすめです。

しかし、年配の方や初心者、心臓に悪い運動は無理という方には、負荷がかかりすぎるためおすすめしません。無理なく、自分に合ったトレーニングを選んでください。

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