水泳ダイエットは経験者の方が有利?
プールではよく、競泳経験者らしき上級スイマーが泳いでいることがあります。
水の抵抗をうまく避けながら、ダイナミックな動きで水中を進む泳ぎはさすがですね。
水泳ダイエットは、あんなふうに上手に泳げる経験者ほど効果が上がるのでしょうか。それとも?
1. 競泳経験者の泳ぎ方
小学校から高校まで水泳選手でずっと泳いでいたけれど、社会人の現在は全然泳いでいない。ダイエットのために水泳を再開しようと思っている。
そんな人はプールでちょっと泳いだだけで、文字通り「水を得た魚」のごとく即座に水になじんでしまうでしょう。
子供の頃に水泳をやっていた人と、大人になってから水泳を始めた人とでは、泳ぎ方が明らかに違います。つまり、楽に、力を抜いて泳いでいるのです。
子供時代に競泳選手としてレースに出場していた人たちは、いわゆる血を吐くようなハードトレーニングを積み重ねています。
逆に、だからこそ、力を抜いた泳ぎ方もできるわけです。
2.ダイエットに適したフォーム
ただ、上手に泳ぐからと言って、競泳経験者が水泳ダイエットに成功するとは限りません。「力を抜いた泳ぎ方」がダイエットに効くとは言えないからです。
水泳で痩せようと思ったら、それなりの負荷が必要です。経験者が水泳ダイエットを行うとなると、かなりの負荷をかけなければならないでしょう。
では、初心者の場合はどうでしょうか。
よく自己流のフォームで泳いでいる人がいますが、無駄な動きが多いと、かえって体に負担がかかってしまいます。
できればスイミングスクールなどで正確なフォームを学んだ後に、水泳ダイエットにのぞんだ方が効果的です。
3. 初心者でも距離を泳ぐ
水泳初心者でも、水中ウオーキングやバタ足を組み合わせたメニューによってダイエットを行う方法はあります。
しかし、最初はそうであっても、少なくとも25メートルは泳げるようになりましょう。
と言うのも、水泳で痩せるには、1回につき500〜1000メートルの距離を泳がないと減量効果が出ないからです。
25メートルを20本、50メートルを10本という具合に、少しずつ距離をのばしていきましょう。4種目が泳げるようになればしめたものです。
4.水泳ダイエットのコツ
水泳ダイエットをやる上で、体を固めないように、こまめにコリをほぐす工夫をしましょう。
ストレッチやマッサージを習慣にして、体を柔らかくしましょう。