水泳ダイエットは息継ぎができないとダメ?
水泳はダイエットに効果的な有酸素運動です。
でも、息継ぎもしないで泳いだら、それは無酸素運動になってしまいます。
脂肪燃焼を期待するなら、あくまでも有酸素運動でなければなりません。
では、息継ぎができない場合はどうしたらよいのでしょうか?
1.有酸素運動と無酸素運動
有酸素運動とは、酸素をふだんよりたくさん取り込みながら行う運動です。
代表的なものとしてはウォーキング、ジョギング、水泳、水中ウォーキング、サイクリングなどがあります。ただし、ウォーキング以外は、激しく運動した場合、無酸素運動になります。
無酸素運動とは、このように激しい運動を指します。筋力トレーニング、短距離ダッシュなど、筋肉を鍛え、基礎代謝を高める目的で行う運動です。
つまり、水泳もダッシュしたり、ハードなトレーニングを行えば、無酸素運動になるのです。
2. 息継ぎしない泳ぎ方
もっとも、50mバタフライを息継ぎなしで泳いで新記録を出すなど、競泳の世界では「息継ぎなしの(ノーブレス)」スイミングもあります。
でもこれは、ハードトレーニングを積み上げた競泳選手だからできること。一般のスイマーが真似できることではありません。
実は、競泳選手たちの水泳はほとんどが無酸素運動なのです。でも、息継ぎがうまくできずに息を止めて泳ぐのも、無酸素運動になってしまいます。
息継ぎをしないで泳ぐのは大変危険ですし、無酸素運動では水泳ダイエットの効果が上がりません。
正しい泳ぎ方を身につけていない場合は、インストラクターに習ってから泳ぐことをおすすめします。
そうでなければ、水中ウォーキングをしてください。息継ぎなしで泳ぐよりはむしろ、水中ウォーキングの方が脂肪燃焼効果を期待できます。
3. まずは息継ぎをマスターする
水泳ダイエットで大事なのは、ゆっくりと長く泳ぎ続けることです。少なくとも20分以上動き続けなければ、脂肪は燃焼しません。
少し泳いで息を切らし、休憩する、という方法では無酸素運動になってしまい、脂肪燃焼は望めません。
逆に、少しでも効果を上げたいとがむしゃらになって泳いでも、それはそれで無酸素運動に近くなってしまい、脂肪は燃焼できません。
あくまでも、無理をせず、呼吸が大きく乱れない程度に、自分のペースを保って泳ぐことが大切です。
自己流の泳ぎ方で息継ぎがむずかしいという人は、きちんとした指導を受けて正しいフォームを身につけた方がよいでしょう。
フォームを正すことによって、無駄な力を使わなくなり、無理なく長く泳げるようになります。
4.指導を受けることも視野に
息継ぎしなくても25mを泳げるという人はいるでしょう。しかし、水泳でダイエットをする場合は、息継ぎによって酸素をたっぷり体内に取り込む必要があります。
長期的にスイミングを続けていきたいという人は、これを機会にスイミングスクールなどで指導を受けてもよいかもしれません。泳ぎがぐっと変わってきますよ。