バタフライをうまく泳ぐコツは試行錯誤の苦肉の策

私はバタフライが泳げるようになるまでに2年掛かりました。

泳げるようになってからは、基礎練習と並行しながらバタフライをうまく泳ぐコツを色々な角度から試行錯誤して編み出してきたのですが、今回はそのいくつかをご紹介させて頂きたいと思います。


1.バタフライをうまく泳ぐコツ

バタフライは普通に泳げば近代4泳法の中で一番しんどそうな泳ぎ方です。

実際、教科書通りにきちんと泳げば確かにしんどい泳法です。

しかし、しんどい、しんどいだけだといつまで経ってもうまく泳ぐことができず、上達には程遠い道のりを感じてしまいます。

そうなると上達の意欲もすっかり減退してしまい、水泳自体が嫌いになってしまいかねません。

それでは元も子もないので、ちょっと正道から外れるかもしれませんが、私が数年間の試行錯誤の中から編み出したバタフライをうまく泳ぐコツをいくつかご紹介させて頂きます。


2.試行錯誤と苦肉の策の賜物

とまあ豪語しましたが、要は試行錯誤と苦肉の策の結果なので、ひょっとしたあまり参考にならないかもしれません。

自分の体を使って何回も泳ぎ込み、試行錯誤も何度も繰り返し、その上の苦肉の策だけな話なのかもしれませんが、そこに辿り着くために必死に練習してきたのは間違いないので、個人的には単なる結果ではなく賜物と言わせて頂きたいと思っております。

そしてなかなかバタフライがうまく泳げないと悩んでおられる方のヒントのきっかけだけにでもなれば、私の努力も報われると思いますので、どうぞ最後までお付き合い頂ければと思います。


1.苦肉の策①

私は最初の頃、バタフライを泳ぐとしんどくてたまりませんでした。

そもそも25M泳ぎかねてました。

そこで一つ目の苦肉の策は「呼吸の回数を減らす」ということです。

バタフライのしんどい原因の一つは呼吸がうまく出来ていないので、呼吸の度に上体を余分に起こさなくてはいけなくなり、その分余計にしんどい、という事を観察している時に発見しました。

そこで25M限定、若い人は50Mくらいまではもつかもしれませんが、バタフライの通常の呼吸=2回手をかく間に1回呼吸の回数を3回かく間に1回呼吸に変えてみました。

すると予想通りで、呼吸の回数が減った分、上体を持ち上げなくて済むのでその分楽に泳ぐことができ、結果バタフライをうまく泳ぐコツにつながりました。

練習のポイントとしては若干テンポをあげて泳ぐことです。

この方法は、バタフライの大まかな感覚がつかみ易くなるのと同時に、うまくいけば25M完泳できるので、今後の上達へのモチベーションが上がってきます。

ただ、25Mまではごまかせますが、50Mでは息がもたないかもしれませんのでご注意下さい。


2.苦肉の策②

最初に指導員の先輩から教わったバタフライはうねりの事で、後はほぼ独学で勉強しましたが、最初に教わったのがうねりの部分だったのでそこをベースに泳ぐ練習をしました。

結局そのままのうねりが自分のバタフライのベースとなり、気がつけば妙に上下動の大きいバタフライになってました。

そこで次に考えた苦肉の策は「バタフライの上下動を少なくしてうまく泳ぐコツを習得する」でした。

しかしうねりが染み付いている体ではなかなかそれが上手くいかず、しばらく停滞していたある日、右足の甲にケガをしてしまいました。

子供の指導に入る時、小さい子供は5Mラインのところから壁のところまで泳いで迎えに行きます。

迎えはいつもけのびバタ足でしたがケガでバタ足ができず、でも歩いて行ってたら時間が掛かり過ぎ、とっさにバタフライの手だけで泳いで行ったのですがその時「これだ!」と発見しました。

バタフライの上下動が大き過ぎて悩んでおられる方は、ぜひ手だけでノーブレバタフライの練習をなさってみて下さい。

練習のポイントはできるだけ早く手を回す事。

キックはしませんのでほっとけば足が沈みますがその足の沈みをカバーするのは頭頂部をかなり下向きにしてカバーする事です。

決して頭を上下に動かして足を浮かそうとしてはいけません。

ただし頭の上下動とキック以外を使って下半身を浮かせるのはOKです。

ここから先は説明が非常に微妙過ぎてとても文字では書き表せないので、あとは実践で感覚を確かめて下さい。

うまくいけば上下動を最小限に抑えるコツが感覚的に掴めて頂けると思います。


3.苦肉の策③

2つの苦肉の策のお陰でバタフライが何とかまとまってはきましたが、この2つの策には共通して「手を早く回さなければいけない」という条件があり、しんどい部分はさほど変わりませんでした。

そこで考えたのは「バタフライをもう少し楽に、そしてうまく泳ぐコツ」を見つけることでした。

3つ目の苦肉の策は「とにかくじっとしておく」です。

バタフライは平泳ぎからできた泳ぎなので大まかなタイミングはバタフライと平泳ぎは同じはず。

そこで平泳ぎのタイミングでバタフライを泳いでみました。

これは数ある苦肉の策の中の傑作と言っていいものなのですが、じっとしててもバタフライは泳げることを発見しました。

これなら息もほとんど上がず、25Mなど楽々泳げていまいました。

やり方は、平泳ぎの「伸びて呼吸」のタイミングにバタフライの上半身の動きを合わせます。

「伸びて」で平泳ぎと同じようにけのびの形で伸び「呼吸」の部分で後ろまで手をかいて、もちろん同時に息継ぎを入れます。

キックはとりあえず足に任せて、足が打ちたい時に足に打たせてあげて下さい。

ただし打ちたいタイミングで打てるキックの数は、1回のタイミングにつき1回だけです。

1回にする事で足も1回1回のキックを鋭く強く打とうとし始めてきます。

やり方がわかりずらい場合は、平泳ぎを泳いで、その時の手をバタフライに変えるだけです。

これは普通にバタフライを泳ぐより簡単なのですぐできます。

上手く出来るようになると本当に楽に泳げるようになるので一番お勧めしたい方法です。

ただし上下動が大きくなる可能性があるのでその点はお気を付け下さい。


3.愛しき苦肉の策たち

今回記載した事は、これだけ水泳の歴史が長いのですから、多分私がやる前のとうの昔に誰かが既にやってきた事だとは思います。

しかし私はこれらの事を誰かに教わった訳でもなく、本などで調べた訳でもありません。

なかなか泳げなかった時代に自分が試行錯誤して、自分の体力と労力を使い、苦労して手に入れた末の苦肉の策です。

多分私自身、その事を誇りに思っているのだと思います。

もちろんその結果自信にもつながりました。

だからこそ、方法としては単純かもしれませんが、ここにも自信を持って書かせて頂きました。

そして一人でも多くの方のバタフライをうまく泳ぐコツを掴めるきっかけになってくれればと思っています。

そして水泳をもっと好きになってもらえたら、私の愛おしい苦肉の策たちもきっと喜んでると思います。

[bata]

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