クロール平行軸とクロス軸とは?|水泳が上達する練習メニュー
長距離または中距離を泳ぐスイマーはクロス軸でのクロールに頼りがちです。なぜなら厳密な6ビートキックは長距離または中距離を泳ぐ人にとって疲れやすいからです。
クロス軸のテクニックはストローク数を数える場合にも効果的ですしまた体のローリングの経度を抑えることができます。
1. 平行軸
平行軸とは右手で水をかくときは左足でキックする方法です。つまり普通のクロールのキックと言えるでしょう。
両足を平行に保ち、すばやくキックする方法です。
平行軸のキックの目的は推進力を高めるということです。世界のトップスイマーをみてみますととてもパワーのある平行軸をしていることがわかります。
キックはクロールにとって重要なカギとなることは間違いないのですが、ある研究ではクロールのキックは10パーセントの効果しかないという報告もあります。あとの90パーセントは腕のストロークによるものです。
さらなる平行軸の効果としましては体を固定させるというところにあります。腕と反対側の足をキックさせるわけですから、体のローリングが少なく、体を水平に保つことができ疲れにくくなります。
平行軸の練習としては、普通のクロールをするときに、右手でプルをする時に左足を一回けり、左手でプルをする時に右足を一回キックする方法が平行軸を上達させる方法です。
2.クロス軸
クロス軸とはスイマーが手と足と同じ動きでスピーディーで効果のあるクロールをする方法です。つまり右手でかくときは右足でキックする方法です。クロス軸ですので足首を内側にいれながらキックさせます。
速さを競う水泳の場合にも長距離や中距離の水泳の場合にも用いることができる方法です。
クロス軸とはクロールのキックの方法のひとつでスイマーの足首をクロスさせるキックのことです。
クロス軸は一般的にツービートキックまたはフォービートキックなどと呼ばれ、ひとつのキックでワンビートとなります。
クロス軸では4回のキックをすることができます。ストロークごとでの2回の大きいキック(ツービートキック)と2回の小さいクロスキックから成り立ちます。
大きなキックは腕を上げて入水したときに行われ、小さいクロスキックは腕を水の下へ入れたときに行われます。
クロスキックは膝から下を上にあげて多少中へ入れるように行います。つまりつま先を内側にして下へキックします。
このクロスキックの途中でストロークが終わるような感じです。
クロス軸のメリットとしては、水泳中のエネルギーを保つことができますし、推進力を高めることができます。ツービートキックにクロスキックを取り入れることで体を水面上に保ことも可能です。
体の重いスイマーがクロスキックをする場合は体を水平に保つことに効果があります。
クロス軸はまた、クロールでのアームリカバリーが広い範囲で行うスイマーにも使われ、クロスキックを行うことによって腕の位置つまり幅広い範囲でキックすることを妨げることもできます。
クロス軸の練習はクロールをする際に右手でプルするときは右足で一回キックをし、左手でプルをするときは左足で一回キックする方法がクロス軸を上達させるコツです。