クロールで25m以上ノーブレスで泳ぐためのコツ|水泳が上達する練習メニュー
クロールで25mは個人差はありますが約30秒ぐらいで泳げます。30秒ぐらいだと息を止めるだけならそれほど苦しくありませんが、ノーブレスで泳ぐとなると少し難しくなります。クロールで25mをノーブレスで泳ぐためのコツをマスターしましょう。
1.呼吸を我慢するコツ
クロールでノーブレスで泳ぐためには、呼吸を我慢する方法と、頑張りすぎずに楽に泳ぐ方法があります。
呼吸を我慢するには肺活量の問題がありますが、水泳を初めてある程度上達し25m以上泳げるレベルの人であれば、十分我慢できる範囲の時間です。
まず泳ぎ始める前に深呼吸をして、空気の入れ替えをしておきましょう。
長く息を止めるために、できるだけたくさん空気を吸いますが、たくさん吸いすぎて胸や肩に力が入って息を止めるだけで少し圧迫感を感じるほどだと余計に苦しくなってしまいます。
胸に圧迫感を感じない程度、約8割ぐらいの感覚で息を吸うか思い切り息を吸った後フッと少しだけ息を吐いて胸や肩の力を抜くといいでしょう。
息を吸うために上がった方を少し下げるイメージです。
十分に肺活量や体力がある人ならこれだけでクロールで25mをノーブレスで泳ぐ事ができるでしょう。
呼吸は、息を吸うだけでなく吐くことも呼吸の一部なので、途中で息苦しさを感じる人はその都度少しずつ息を吐くようにします。
特に最後の5mぐらいは肺の中の空気を全部吐くつもりで、ゆっくり少しずつ息を吐くと、苦しさが軽減され、25mをノーブレスで泳ぎ切ることができるようになります。
間違って一気に空気を吐いてしまうと苦しくなって最後までいけないということになってしまうので、少しずつ吐くようにしましょう。
まずは陸上で息の吸い方、しばらく止めた後に少しずつ息を吐く練習をすると、息苦しさが軽減されることがわかり、泳ぎながらでもできるようになります。
2.頑張りすぎない泳ぎ方
呼吸を我慢するためには、あまり体内の酸素を使いすぎないように楽に泳ぐ事が大切です。
手足を激しく動かしたり、体がぶれて抵抗が大きくなったりするとなかなか進まないので息を我慢する時間が長くなってしまいます。
クロールの正しい泳ぎ方を身につけていれば、頑張りすぎなくても軽く手足を動かすだけで25mを30秒前後で泳げます。
特に、キックは足の筋肉が大きいためたくさんの酸素を必要とし、すぐにしんどくなってしまうので、ほとんど打たずに足が沈まないように軽く動かす程度で十分です。
このように、呼吸の止め方と頑張りすぎない泳ぎ方を身につければ、クロールで25メートルをノーブレスで泳ぐ事はだれでもできるようになるでしょう。