クロールのターンのコツ | 水泳が上達する練習メニュー

現在、水泳で主に使われているプールというのは、25mプールと50mプールという2種類が多くあります。

もちろん、もっと短い距離のプールもありますが長く泳ぎたい方には必ず必要となってくるのが【ターン】です。

今回は、クロールのターンのコツについてご紹介致します。


1.クロールのターンの種類

水泳の中には、基本の4泳法があるようにターンの種類が主に2つあります。以前は壁にタッチしてから方向転換をしなくてはならないという決まりがありました。

現在は、壁にタッチしなくてもいいことになりましたので、すぐに方向転換が出来る、【クイックターン】と呼ばれるくるっと回り壁を蹴りだすターンがクロールにおける一般的なターンといえます。しかし、壁の目の前で回転するのは少し怖いという方には、元々使われていたターンの【壁タッチターン】が良いでしょう。

この方法は、ターンの中でも一番簡単なターンで、壁にタッチして身体の向きを変えて、足で壁を蹴って今泳いできた方向に戻る方法です。


2.壁タッチターンのコツ

ターンを上達させるにはいくつかのコツがあります。まず、水泳のターンの中でも一番簡単な壁タッチターンについて説明致します。

壁の少し手前から片手を伸ばし、壁に手がついたら顔をあげ、足を壁にひきつけましょう。この時に身体を横向きにねじり始めます。身体をねじり始めたら、腕は壁を押し出しましょう。

膝を曲げて両手を揃え、ストリームラインを保ちながら壁を蹴ります。泳いできた勢いを保ったまま、ターンを行うことがコツです。そうすると壁を蹴ったあともその勢いを殺さずに泳ぎ出すことが出来ます。


3.クイックターンのコツ

クイックターンは、クロールや背泳ぎのタイムを速くしたい方には必須のターンになります。というのも、壁タッチターンと違い、タッチする前に身体の向きを変えることが出来るので、距離もタイムも縮めることが出来ます。

このターンが出来るようになれば、もう上級者です。

しかし、慣れるまでは鼻に水が入ったりすることもあるでしょう。鼻に水が入らないようにするためには、水中で鼻から息を出すだけで大丈夫です。クイックターンを上達させるためには、まずはターンをせずにただ水の中に潜り、鼻からずっと息を出し続ける練習をしてみましょう。

鼻から息を出せるようになったら、改めてクイックターンの練習です。

壁に足がつく距離になったら。両足ではずみをつけて上半身をプールの底の方に回します。泳いできたスピードの勢いをそのままに、上半身を回すことで下半身も自然とついてきます。

クイックターンのコツは、回転し始めるときにキックをして体を回すきっかけにすることです。体を回しながらでも、泳いできたスピードがありますので、体は壁に近づいていきます。

あまり近くなりすぎてから体を回すと、壁に当たってしまいますので注意してください。まずは回転をして真上を向いていても構いません。その状態で壁を蹴ってから体をひねれば、泳ぎ始める時には下を向いています。

しかし、慣れてきたら回転しながら体を半分ひねり、壁を蹴るときの体の向きは、横向きになるとその後が楽です。すでに半分横を向いているので、蹴りだした後はすぐに泳ぎ出すことが出来るでしょう。

この様に、クロールのターンには2種類ありますが、どちらの方法でもご自身のやりやすい方法で良いのです。まずは、壁タッチターンでターンのコツを掴み、クイックターンの練習をしてみるとタイムもぐんと縮まることでしょう。

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