背泳ぎをスピードアップする泳ぎ方

基本的な背泳ぎの泳ぎ方をマスターしたら、スピードアップに挑戦しましょう。

無意識に行っていた動作を、ポイントを意識した泳ぎ方にするだけでスピードアップは可能です。

背泳ぎのスピードアップに必要なポイントを知り、正しい動作を習得しましょう。

基本的には他の泳ぎと同じく、姿勢、キック、ストロークをスピードを出すための動きにすることが大切です。

一つ一つの動きを確認しながら丁寧に行っていた動作を、それぞれを連動させてタイミングよく組み合わせていくことがスピードアップにはかかせません。

また、背泳ぎは常に顔が水面から出ていていつでも自由に呼吸できることから、これまではそれほど意識しなかった呼吸のタイミングやリズムもスピードアップのためには意識して一定のタイミングとリズムで行うことが大切になってきます。

様々な細かいポイントがありますが、意識的に練習して改善していきましょう。

背泳ぎをスピードアップさせるためには、ストリームラインを取り、体が抵抗の少ない流線型を保つことが大切です。

胸を張り、腹筋を使ってストリームラインを維持しましょう。背泳ぎのキックは浮力の為のダウンキックと推進力の為のアップキックにわけられます。

スピードアップにはアップキックの強化が必要です。太ももから大きく速く動かしますが、膝から下は力を抜いて鞭のようにしならせながら足の甲で後方に水を押し出すようにキックします。

膝を意識しすぎて曲がってしまうと逆にブレーキになるので、膝は曲げすぎないことがポイントです。

また、上半身のローリングに合わせて下半身も回転するためローリングキックになりますが、この回転も大きくなりすぎると体のブレにつながるため、上半身のローリングに引っ張られすぎないように腰をしっかり安定させておきましょう。

手のかきは、スカーリングを利用したS字ストロークを取り入れます。

深く入水したら手のひらで水をキャッチし、肘を曲げて水をとらえて、フィニッシュで水を後方に押しながら一気にかき上げます。

このストロークとキックの動作を連動させ、体のブレない左右のバランスが取れた泳ぎをすることが背泳ぎのスピードアップのポイントです。

また、呼吸のタイミングは手が入水する直前に、リズムは一定を保つことで呼吸が安定し、スピードアップ効果があります。

ただやみくもにピッチを上げてスピードアップを図るのではなく、様々なポイントを習得して背泳ぎのスピードアップを目指しましょう。

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