背泳ぎで主に使う筋肉と消費カロリー|水泳が上達する練習メニュー
背泳ぎで使う筋肉は上半身を中心に全身にわたるバランスの良い泳ぎ方です。四泳法の中では一番消費カロリーは低いですが、呼吸を止めずに泳げることから長距離に向いていて、効率の良い有酸素運動ができます。
1.背泳ぎで使う筋肉
背泳ぎで使う筋肉は、前腕屈筋群、上腕三頭筋、広背筋、大円筋、上腕二頭筋、大胸筋等の上半身を中心に、堕胎四頭筋、大臀筋等の足までバランスよく全身にわたります。
腕や肩で水をしっかりと抱え込むので、脇腹、腕、肩回りの筋肉をよく使い、一かきごとにしっかりとかくことを意識しながら泳ぐ事で筋トレにもなります。
水泳が上達してきてスピードを上げて泳ぐときにはキックを強く蹴る必要があるので、足の筋肉も鍛えられます。
また、背泳ぎは泳いでいる間ずっと腹筋を使って体を浮かせています。
腹筋で体を浮かせた状態で足を太ももから動かすことで下腹にきき、おなか周りのダイエットにも向いています。
背泳ぎは肩のローリングを使って泳ぐので体の軸がぶれがちですが、体幹の筋肉と、手足の筋肉を使ってバランスと取ることで、ぶれずに安定した背泳ぎになります。
競泳選手をテレビで見ても、バタフライや平泳ぎの選手がガッチリしているのに対して、背泳ぎの選手はスレンダーな選手が多いことがわかると思います。
このことからも、背泳ぎが全身の筋肉をバランスよく使って、スレンダーな体型づくりに向いているとわかります。
1.背泳ぎの消費カロリー
背泳ぎは四泳法の中でも最も消費カロリーが低い泳法ですが、年齢や体重によって差はあるものの、1時間で300kcal〜500kcalものエネルギーを消費できます。
ウォーキングが1時間で約150kcal〜200kcalであることから考えると、多くのカロリーを消費していることがわかります。
ただし、消費カロリーを上げるためには有酸素運動をする必要があるので、休憩なしで泳ぐ事が必要です。
その点、背泳ぎはクロールなどに比べると浮きやすく、呼吸を止めなくてもいいので水泳初心者にも泳ぎやすい種目で、疲れにくいので長距離に向いています。
上達してくると少しスピードアップをしても長く泳げるので、より効果的です。
効果的な有酸素運動をするためには、最低でも5分以上泳ぎ続けることが必要です。
5分泳ぐ、1分休む、5分泳ぐを繰り返してもいいですし、可能であれば30〜1時間休憩なしで泳げるのが理想的です。
長時間泳ぐためには、体に無駄な力が入らないようにリラックスして、呼吸を止めずにリズムよく行うことが大切です。
背泳ぎで長く泳ぐためには、たくさん息を吸いながら、効率の良い有酸素運動をして、消費カロリーをアップしましょう。
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