背泳ぎのゴールタッチはとにかくケガのない範囲で

背泳ぎのゴールタッチは慣れないととても厄介な部分です。

ゴールタッチはゴールの前の準備でうまくクリアーしていきましょう。


1.背泳ぎのゴールタッチ

水泳の種目の中で進行方向が目で確認できない背泳ぎはゴールタッチに非常に苦労する泳ぎです。

背泳ぎは泳げるけどゴールタッチがなかなかできないので、よくよくかんがえると25M完泳した事がないという方も少なくありません。

特に初心者の場合、ただ手で壁をタッチするだけの事なのに、壁を目で確認できないというだけで一気に恐怖感が出てきてなかなかできないのが現状です。


2.恐怖感ゆえに

壁に手をぶつけた方は結構おられると思います。

現在背泳ぎがすっかり上達された方でも初心者の頃に何度かぶつけた経験があるでしょう。

1回味わった恐怖と痛さはなかなか記憶から取れません。

その恐怖感ゆえに壁が近づいてくると、壁に手をぶつけるのを避けようとするあまり、泳ぎがだんだん小さくなってくる方が多いです。

しかしよく考えてみると、今現在、背泳ぎがすっかり上達された方でも必ず初心者の時代があったのです。

そしてその頃に何度かぶつけて痛い思いや怖い思いをしたはずです。

なのになぜした今は、平気でいられるのか?

1回味わった恐怖と痛さはなかなか記憶から取れないのと同じくらい、1回クリアーできた記憶も体がしっかりと覚えてくれているから。

背泳ぎ初心者でゴールタッチができず困っている方も、ぜひクリアーできた体験を身に着けて背泳ぎの華麗なゴールタッチを決めようではありませんか!


3.背泳ぎのゴールタッチが怖くなくなる方法

最終的には慣れになりますが、慣れるまでの間も出来るものならぶつける事を避けたいものです。

そこで背泳ぎ初心者にお勧めの、背泳ぎのゴールタッチで壁に手をぶつけない方法をいくつかご紹介します。


1.ゴールタッチの前に① 手を止めてしまう

一般的な水泳用のプールには、壁から5Mの位置に、プールを横切るように高さ2Mぐらいのところに旗(一般的には逆三角形の小さい旗が端から端までいくつも連なっているものです)が設置されています。

この旗は「あと5Mで壁に着きますよ」という合図の旗です。

その旗が見えたら何回かかいて、片方の手だけをあげたままにして止めてしまいます。

残りの距離はキックだけで進みます。

背泳ぎのルールでは簡単に言うと仰向けになっていれば失格にはなりませんので、仮に公式大会でこれをやっても失格にはなりません。

そしてそのままゴールタッチまで進む訳ですが、もちろん壁に手をぶつけない為の練習方法の1つですので、そのままで完成という訳にはいきません。

ポイントは旗から何回かいたという事と、手を止めた時点からどれくらいその体制で進んだかいう感覚を覚えておく事です。

感覚が長すぎた方は次から手のかきを、感覚に応じて1回~2回増やして調節していきましょう。

気をつけて頂きたいのは、一度手を止めてしまうともう動かしてはいけないという事です。

動かすと失格とかではありませんので、その点は問題ありませんが、だいたいの場合、待っている時間というのはとても長く感じられるものです。

なので、手を止めてキックだけで進んでいる時はとても長く感じ、途中で待っていられなくなります。

我慢ができなくて、つい手をかき足したくなって、すると大体その時に壁につく時が重なり、頭や手をぶつけてしまうパターンが多いです。

あくまでも壁との距離を測る為の練習方法ですので、一度止めた手は動かさないように気をつけて下さい。


2.ゴールタッチの前に② 目で見る

背泳ぎのルールでは競技中は常に仰向けというのがルールですが、仰向けの定義は「頭部を除き、肩の回転角度が水面に対し90 度未満であることをいう」となっています。

肩の回転角度が問題であって、その上下動の定義はありません。

つまり仰向けのまま後ろを見るように、頭頂部から頭を潜らせて壁を目で確認することはルール違反にはならないということです。

この方法は近い対象物の目測となりますので、非常に正確に確認することができます。

気をつけるポイントは鼻らか水が入らないようにして頂くことと、それ以外の練習の補助的な感じで使う事。

この方法は確実に目で確認できるので非常に安心感があります。

その為あまりこの方法に頼り過ぎると、それ以外の方法がやりにくくなってしまいますので、あまり頻繁には行われない事をお勧めします。

理由としては、私がこれを頻繁にやり過ぎてしまったために、今ではこの方法以外はできなくなってしまったから。

方法が限定されると泳ぎの幅が狭くなりますので、これから試そうという方は、あまり頻繁にはされない事をお勧めします。


4.ケガにはくれぐれも気をつけて

最終的には慣れるまでしっかり背泳ぎを泳ぎ込み、5Mの旗との目測をつけるのが一番いい方法になります。

背泳ぎのゴールタッチは、ゴールタッチの前の準備でうまくいくかどうかが決まります。

ご紹介した方法はあくまでもケガの回避を一番のポイントとした方法ですので、他に方法はたくさんあります。

色々試してご自分に合う方法を見つけてみて下さい。

ただし、くれぐれもケガだけにも気をつけて頂き、ぜひ楽しい水泳を満喫して頂ければと思います。

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