クロールで主に使う筋肉と消費カロリーについて
水泳は全身の筋肉をバランスよく使うためダイエットや筋トレに向いています。中でもクロールは他の泳法よりも特に消費カロリーが大きい泳ぎ方で、使う筋肉も上半身を中心に全身の広範囲にわたるためとても効果的です。
1.クロールで使う筋肉
クロールを泳ぐときは、ほぼ全身の筋肉をまんべんなく使います。
肩・腕・脇腹・胸・お尻・太もも・ふくらはぎ等、たくさんの筋肉を使いますが、より鍛えられる筋肉としては大胸筋・三角筋・上腕筋・腹斜筋等があげられます。
クロールという泳法がキックよりもストロークで推進力を生み出す泳法であるために、上半身の筋肉をよりたくさん使って泳いでいます。
スピードを上げて泳ぐためにはキックも強く速く蹴ることになるため、水泳の上達とともにスピードアップを図るためには下半身の筋肉を鍛えることも必要になります。
それほど速く泳がなくても、一かき一かきを丁寧に大きくかくことで腕を中心とした上半身の筋肉をしっかりと使い、泳ぎながら筋トレ効果を得ることができます。
2.クロールの消費カロリー
クロールは全身の筋肉を使うため、消費カロリーも大きい泳法です。
年齢や性別、体重等によってもかわりますが、クロールで1時間泳ぐと、約1000kcal〜1300kcalものエネルギーを消費することができます。
目的が筋トレやダイエットなら、速く泳ぐ事よりもゆっくりでいいので30分〜1時間以上泳ぎ続けることが大切です。
そのためには、クロールをしっかり身につけていること、無理のない呼吸法を身につけていることが最低条件になります。
少なくとも5分程度は休憩なしで泳ぎ、1分前後の休憩の後また5分程度泳ぐ、といったインターバルで泳ぐか、可能な方は休憩なしで泳げることが理想的です。
呼吸をしっかりとしながらゆっくりでも長時間泳ぎ続けることによって効果的な有酸素運動になり、消費カロリーもおおきくなります。
日常生活や散歩なら30分〜1時間歩くことはそんなに特別なことではありませんね。
水泳もあまり負荷のかからない楽な泳ぎ方が習得できるように繰り返し練習すると、徐々に体力もつき上達するので、歩くのと変わらないぐらいの感覚で泳げるようになってきます。
クロールは、腕や肩など今使っている筋肉を意識しつつ、呼吸をしっかりしながら長く泳ぐ事で、筋肉を鍛えながらたくさんのカロリーを消費できる健康維持に理想的な泳ぎ方と言えるでしょう。