ストレートのストローク | 初心者のためのクロール

クロール初心者が一番初めに覚える水の中の手の動きは、ストレートストロークと呼ばれる、腕を真っ直ぐ伸ばしたまま水をかく方法です。

しかしこのストレートストロークは案外難しいのです。

1.初心者のクロールのストロークはストレートが基本

クロールのストロークには色々な種類がありますが、初心者の場合ストレートストロークが基本になります。

ストレートストロークとは文字通り腕を真っ直ぐ伸ばして水をかく方法です。

しかしきれいなストレートストロークでクロールを泳げる人は意外と少ないのです。

2.肘が曲がる

ストレートストロークで水をかいているつもりなのに、大半の人が肘が曲がってしまっているクロールになっています。

肘が曲がってしまう原因は色々ありますが、ここでは初心者向けの手っ取り早い解決方法をご紹介致します。

1.肘を伸ばす方法①　グーでかく

肘が曲がる原因の一つは「かく水が重い」という事が考えられます。

初心者なので一生懸命力一杯かこうとします。

水はスピードの2条に比例して重くなるので、速いスピードで動かせば動かすほど水は重くなります。

結果的に肩や腕が耐えられなくなり、無意識に肘を引く事で手に掛かる負担を減らします。

そこで、かき方や動かす速さをそのままの状態にしつつ、手に掛かる負荷を減らす手っ取り早い方法はジャンケンのグーの形で泳ぐことです。

グーにすることで手の平の面積を小さくし、手に掛かる負荷を減らすことで、ストレートなストロークを保ったクロールにつなげ易くしていきます。

2.肘を伸ばす方法②　100円落ちてる！

プールの底に100円が落ちてると思って下さい。

その100円を拾いに行きましょう。

ただし泳ぎながら拾って下さい。

この方法でやると、ほぼ全員肘が伸びます。

やってる方は、イメージとは言え結構必死ですが、見てる分にはなかなか楽しい練習方法だったりします。

3.基本のストレートが上達への近道

クロールのストレートストロークは技術の上達に伴い、効率の良いかき方に変わってきます。

ただし水泳初心者の段階であまり形にこだわると、基本がない水泳になりかねません。

初心者の段階ではあくまでも水中では真っ直ぐ水かくと覚えて頂いておいて大丈夫ですし、結果的にそれが上達への一番の近道となります。

100円でダメな人は1,000円でも10,000円でも結構ですので、とにかくしっかり肘を伸ばしてかきましょう。