ストローク数の数え方 | 初心者のためのクロール
クロールのストローク数はクロール上達の目安とも言われているので、その数を気にされる方も多いようです。
今回は初心者でも簡単にできるクロールのストローク数の数え方をご紹介致します。
1.クロールのストローク数
クロールのストローク数は上達に伴い数が減ってきます。
理由としては、水をかく技術が上達して1回でかける水の量が増えるから、それを推進力に変える姿勢ができるようになってきたから、キック技術が上達してきたから、など、理由は色々な部分が絡んでくる事になりますが、ざっくり言うとそういう事になります。
ストローク数の目安は一般的に、とりあえずクロールで25M泳げるようになった、という方でしたら25回くらいを目安に、もう少し上達してくると20回くらいを目安にと言われているようです。
クロールのストローク数は上達の目安にもなるのです。
2.クロールのストロークの数え方
水泳初心者にとって、クロールのストローク数など関係ないと言えば関係ありません。
25Mがとりあえず数回泳げるようになったという泳力状態の方は、正直まだそれどころではないでしょう。
しかし、その数を数えることはクロール上達へのモチベーションとなる事は否めません。
ご自分のクロールのストローク数を数えて、それが1つでも減ると、何かが上手くいったという証でもあります。
なので数を数えてみたいところなのですが、実際数えてみると、まだまだ初心者という事もあり、途中で何回か分からなくなってきてしまう方が多いのが現状です。
そこで、クロール初心者の方でも比較的簡単にできるストロークの数え方をご紹介したいと思います。
1.クロールのストロークの数え方① 呼吸の数を数える
クロール初心者はストローク数も多く、普通の手を数える数え方では途中で分からなくなってしまう事が多いです。
なので呼吸の数を数えて、それに手の数を掛けると割と簡単です。
ポイントはもちろん呼吸を一定のリズムで行うこと。
3ストローク1ブレスなら25Mずっとそのリズムで行って頂く事が条件となります。
このやり方なら呼吸のリズムも一定になるし、手と違って2桁数えるか数えないかくらいの数字で収まる事が多いと思うので、数も忘れません。
一石二鳥の練習なので、とてもお勧めの方法です。
2.クロールのストロークの数え方② 片手だけ数える
数を数えるのが難しい訳ではなく、途中で何回か分からなくなってくるというのが数えにくいと思っておられる方の現状です。
なので片方の手だけを数えてみるようにしてみて下さい。
片方だけなので、もちろん両手の時の半分になる訳ですから、両手を数える時よりかは楽になります。
注意点としては、どちらの手からかき始めたかというのを覚えておく事。
大体の方がいつも同じ側から手をかくので、1度だけ覚えておくと、あとは大概いつも同じ方からかいていますので、あとはゴールタッチがどちらの手かだけをチェックすると大丈夫という事になります。
3.けのびの練習になる
初心者でも比較的簡単にできるクロールのストローク数の数え方をご紹介しましたが、他にも方法はあると思いますので、ご自分で考案しながら練習してみても面白いと思います。
初心者の場合、ストローク技術が向上してストローク数が減るという事はあまり考えられません。
ストローク技術が向上した結果ストローク数が減るのは、水泳歴もかなり長く、なかなか上達された方でも容易なことではないからです。
水泳初心者の場合、クロールのストローク数を減らすのに一番手っ取り早い方法は、スタート時のけのびを長く取る事です。
けのびの距離が長くなれば、実質手足を動かす距離は自ずと減り、結果ストローク数が減るという事になります。
ストローク数を減らす事は、基礎練習の復習にもつながるのです。