遠泳時のクロールの泳ぎ方 | 水泳が上達する練習メニュー
クロールで遠泳を泳ぐ為にはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
今回は遠泳をクロールで泳ぐポイントについてご紹介致します。
1.クロールは遠泳に向いている
水泳の遠泳は、特に何の泳法で泳がなくてはならないというルールはありません。自分自身が泳ぎやすい泳ぎ方で良いのです。
クロール、平泳ぎ、背泳ぎ、バタフライの基本の4泳法でも、ただのバタ足でも決まりはありません。
例えば、競技としての遠泳になるとタイムが重要となるので素早く泳げる泳ぎ方のが良いでしょう。かといって、バタフライで遠泳を泳ぐのには適していません。
遠泳は基本的に、クロールか平泳ぎで泳ぐことが多いのですがある程度泳ぐことが出来る方は、クロールが長い距離を泳ぐのに向いていると言えます。うまく泳ぐことで、疲れにくくそれなりのスピードが出る泳ぎ方なのでトライアスロンやオープンウォーターなどの競技でも、泳ぎ方はクロールを選ぶ方が圧倒的に多いのが事実です。
しかしそのクロールの泳ぎ方でも、短距離に向いている泳ぎ方と長距離に向いている泳ぎ方があります。遠泳に向いている泳ぎ方を身に着けてみましょう。
2.リラックスをして泳ごう
遠泳の様に長い距離を泳ぐ時に一番大事なのは【なるべく体力を使わない】泳ぎ方をするということです。
短距離を泳ぐときには、息継ぎはあまりせずにしっかりとキックを打ってストロークもぐっと力を入れるような泳ぎ方をしてきたかと思います。しかしこの泳ぎ方では、遠泳をするにはすぐに、ばててしまいます
競技ではない遠泳の場合は、スピードはあまり必要ではないでしょう。スピードよりも距離を泳ぐことを目的とするときには、なるべく抵抗が少ない姿勢をとり、呼吸は2掻きに1回呼吸をする。
リラックスをして泳ぎ、キックはあまり打たないことを意識して泳ぐことが出来ればクロールの遠泳の泳ぎ方をマスターすることが出来ていると言えます。
遠泳を泳げるようになると、実はかなりクロールが上達していることに気付くことでしょう。長い距離を続けて泳ぐというのは、大変な運動量になります。
水泳をマスターすると同時に、体力もついていることでしょう。
最初は短い距離から始めて、だんだん長くしていくという方法で、遠泳にチャレンジしてみると無理なく距離を延ばすことが出来ます。初日は25mを泳いだら一度立って呼吸を整えてから次の25mを泳ぐという方法で良いのです。
次は、50m泳いだら一度立つ。次は75m、100mと少しずつ距離を延ばしてみましょう。
その時にも、決して無理はしてはいけません。どんなに体力がついても、人には体力の限界があります。
無理せずに、少しずつ遠泳を楽しむということが遠泳を上達させる重要なポイントになります。