平泳ぎの手と足のタイミング | 水泳が上達する練習メニュー

以前、平泳ぎの重要なポイントとして、【タイミング】を上げましたが、実際に考えて泳ごうとすると、うまくいかないという方もいらっしゃることでしょう。

今回は手と足のタイミングに考えてみましょう。


1.平泳ぎのポイントをおさえよう

平泳ぎというのは、4泳法の中であまり力を使わずに泳げる水泳の種目になります。しかし、一度タイミングがずれてしまうと楽に泳げるものも苦しく感じてしまうものです。

まずは、ポイントをおさえて平泳ぎを上達させてみましょう。

①まず、手から動かし足を動かす

平泳ぎの手と足のタイミングはバラバラに動かしだしますが、まずは手から動き出します。手を動かし始めた後に、足を引き付け始めるということを覚えておきましょう。

②ひじの位置を高く保つ

水をキャッチした後に、ひじからひきはじめてしまうとただ水の上をスライドしているだけになってしまいます。平泳ぎでは、ストロークというのは推進力を得ることよりも、呼吸のために上半身をあげるのに必要な動作ですが、ひじをおとしてしまうことで上半身を上げることが出来なくなってしまいます。ひじの位置を高く保つように意識しましょう。

③しっかりと伸びる

平泳ぎのコツの一つとして、しっかりとけのびの姿勢をとるということがいえます。この際に、決してすぐに水をかこうとせずに、推進力があるうちはしっかりと伸びることが重要です。


2.手のタイミングを学ぼう

まず、平泳ぎの手のタイミングを覚えてみましょう。水泳ではどの種目でもそうですが、いきなり泳ごうとせずに、プールの地面に足を付けて練習をすることから開始します。

平泳ぎのスクロールは1・2・3のタイミングで動かします。

①手を開き始めて水をキャッチをします。

②キャッチした水をぐんと胸に引き寄せます。

③手を前に出し、ぐんと伸びます。

1・2・3とリズムよく練習してみましょう。1でキャッチ、2で水を引き寄せ、3で伸びる。
これを繰り返し、身体にリズムを刻みつけます。

リズミカルに動かすことが出来れば、手のタイミングは掴めたことでしょう。しかし、肘のからひかないことだけは忘れないようにしましょう。


3.足のタイミングを学ぼう

では、足のタイミングですが、手とは違い1・2の2リズムで蹴り出します。1で引き付け、2で一気に蹴り出す。これだけです。

ということは、手の1から始めて2のキャッチをする時に足を引き付け始めるということです。2で足を引き付けて、3で伸びる時には足をぐんと蹴り出す。蹴り出した後はしっかりと伸びます。


4.平泳ぎを上達させるには

手と足のタイミングを掴み、しっかりと水を後ろに蹴り出すことで推進力を得ることが出来ます。けのびの姿勢を保ち、出来るだけ水の抵抗を減らすことで力を使い過ぎずに泳ぐことが出来ます。

平泳ぎの上達のコツは、水の抵抗をいかに減らすかと言えます。手と足のタイミングのをマスターして伸びる時にはしっかりと伸び、推進力がほぼ無くなってから次の動作に移るようにしてみましょう。

[hira]

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